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機関誌「地球のこども」

選んで 楽しむことで生産地とつながる 〜よくみる企業の裏側 99%達成! スターバックスの倫理的なコーヒーの調達〜

文:田原 象二郎(スターバックス コーヒー ジャパン 株式会社)

質問です! コーヒーやコーヒー豆を購入する際に、選ぶ理由やポイントは何ですか? 味わい? 価格? パッケージのデザイン? なんとなくイメージでという方もいるかもしれません。

ここでは、スターバックスの取り組みを紹介させていただき、みなさんがコーヒーを買うときのヒントを見つけていただければと思います。

「正しい方法」でコーヒーを買う

コーヒーは、コーヒーベルトとよばれる、赤道を挟んだ南北回帰線の間で主に栽培されています。スターバックスは、三大生産地である、ラテンアメリカ、アジア/太平洋、アフリカにある標高900m以上の農園で栽培・収穫・加工されたアラビカ種のコーヒー豆を購買しています(※1)。1971年シアトルでの創業当時から、コーヒー豆を「正しい方法」で栽培・購買。品質に見合った価格を、マーケットに左右されずに支払うというやり方を実施してきました。その方法を世界中の生産者・加工者により広く、実践できるように、独自の購買ガイドラインを整え、2004年にスタートしました。「C.A.F.E.(カフェ)プラクティス」といいます。国際環境NGOのコンサベーション・インターナショナルのアドバイスを得て一緒に作成しました。

※1:一部希少な限定豆で標高900mに満たない地域で栽培されたアラビカ種のコーヒー豆を取り扱う場合があります。

「C.A.F.E.プラクティス」に込めた想い

C.A.F.E.(Coffee And Farmer Equity)プラクティスは図1にある4つの項目|「品質基準」「経済的な透明性」「社会的責任」「環境面でのリーダーシップ」から構成されています。まずはスターバックスの「品質基準」に合っているか年間25万カップのコーヒーの味をチェックしています。そして、誰にいくら支払ったか記した証明書を提出するなどの「経済的な透明性」。

図1

さらに、農園で働く人たちの環境が安心安全か、児童労働がないかを含む「社会的責任」。周辺の自然と共生しながら栽培・加工されているかを確認する「環境面でのリーダーシップ」。後ろの2項目は、専門機関に依頼し、繁忙期に直接農園や加工場を訪れて、チェックしてもらっています。チェックリストには180以上の項目があり、ウェブサイトに生産地の言語6か国語に翻訳されたものが掲載されているので誰でもアクセスできます(※2)。最終的に点数化されて、それぞれの農園にフィードバックされるので、どこを改善すれば良いかがとても分かりやすくなっています。

※2:2017年現在

C.A.F.E.プラクティスのチェックリスト

生産者と「一緒に」取り組む

突然ですが、観葉植物の栽培、得意ですか? 説明書の通りに手入れしても枯れてしまうことってありますよね。コーヒー農園の方々も同じで、1本の木からよりおいしいコーヒーがたくさん収穫できれば収入が増えるので、チェックリストを基に実施するのですが、そのとき、疑問やちょっとしたコツを誰かに尋ねることができれば、よりC.A.F.E.プラクティスに取り組みやすくなります。そこでスターバックスは、三大生産地7か国に、ファーマーサポートセンターというオフィスを設置しています。

そこにはアグロノミストというコーヒーの栽培・加工の専門家が常駐しており、農園を一軒一軒回り、よりよいコーヒー栽培を目指しコミュニケーションをとりながらサポートしています。サポートを受けた農園は、品質の向上と、1本の木からの収穫量が1.5~2倍になるそうです。
このような地道な取り組みを生産地で実施してきた結果、スターバックスは2015年に、コーヒー豆の倫理的な調達率99%を達成することができました。これは、生産地でおいしいコーヒーを提供する努力をしてくださっている農園の皆さんと、そうして届けられるスターバックスのコーヒーを選んで、楽しんでくださるお客様の存在によって達成した数字です。

これまでスターバックスがサポートした生産者は100万人に上ります。世界では2500万人がコーヒーで生計を立てているといわれています。スターバックスは残りの1%を達成するために、これらのまだ出会っていない農園の皆さんと持続可能なコーヒー栽培に取り組んでいきます

次回コーヒーを「選ぶ」時から始めましょう

このようにスターバックスではC.A.F.E.プラクティスを実践していますが、他のコーヒーを取り扱うブランドも様々な取り組みをされています。背景を知ることにより、次回皆さんが、コーヒーを選ぶ際、「正しい方法」で栽培・調達されているか? を物差しにする倫理的(エシカル)な消費が広がっていくことを願いながら寄稿させていただきます。

田原 象二郎(たはら しょうじろう)

2000年に入社。ストアマネージャーを経て、2006年からはコーヒースペシャリストとして活躍。パートナー(従業員)のコーヒーに関する知識向上のための教育プログラムを開発し、お客様へ分かりやすくコーヒーの魅力を紹介するしくみを伝達している。また、コーヒーの生産地を実際に訪れた経験を活かし、同社の取組を社内外に伝えている。

2018年1、2月号

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