機関誌「地球のこども」 Child of the earth

地域の課題解決あの人に聞きました!Vol.2え~とこじゃけ~一度「しょうばら」へ行ってみんさい!庄原さとやまオープンガーデン 2018.10.17

文・インタビュアー:清水 誠二(事業部チーフコーディネーター)

今回のインタビューは
しょうばら花会議 理事長 佐藤浩子さん

花と緑のまちづくり

広島県庄原市。2018年の総人口約3万6千人、うち65歳以上の人口比率42%。10年前の比率37%からは、ご多分に漏れず着実に人口減少、高齢化への道を突き進んでいます(※)。

ところが、この庄原市、「花と緑」をテーマとした交流が盛んに行われており、2017年の観光客数は263万人を数えています。今春、大型観光バス40台を呼び込むなど、庄原の観光客数増の一翼を担い、まちを明るく元気にする取り組み『庄原さとやまオープンガーデン』を主宰する佐藤浩子さんにお会いする機会がありました。

それって私の役目!

『花のあるまちづくりには、がむしゃらに取り組む地域のリーダーが必要』。そんな講演を聴いた佐藤さんは、「それって私の役目!」と感じたそうです。

そして、庄原市、観光協会、女性会それぞれの活動を1つに束ねる『しょうばら花会議』をつくり、2010年に「玄関先から花と緑のまちづくり」をコンセプトに、まずは地域の仲良しメンバーに声を掛けまわり、11名(11庭)で「庄原さとやまオープンガーデン」をスタートさせました。

「主宰者が楽しそうにやっていたので、自然に仲間は増えていきました。今では公開されるお庭は30庭を超えているんですよ」と嬉しそう。

「参加する庭主さん自身が心から楽しむことを第一に、住んでよかったと思える『花と緑のまちづくり』を目指しています。そして『花友』や『庭友』が増えていくことにやりがい、生きがいを感じています」と目を輝かせます。

個性豊かに演出された個人のお庭を、期間限定で一般公開する「オープンガーデン」は、全国でも広がりつつあります。それぞれの地域で佐藤さんのような魅力的なリーダーが活躍されているのでしょう。

佐藤さんのお庭は庄原市役所のすぐ傍です!!

え~とこじゃけ~一度庄原に来てみんさい!

イングリッシュガーデン、メルヘンガーデン、ローズガーデン、日本庭園など様々なお庭が楽しめます(無料)。2018年秋(10月の土日祝日)、ぜひ庄原に点在する「宝」を楽しんでみて下さい。

心と身体のバランスが整い、やさしい気持ちになれる、そんな時間を過ごすことができると思います。

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