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機関誌「地球のこども」

考えるって面白いかも!? パート4:第1回 社会に貢献する学び

文:鴨川光(ジャパンGEMSセンター研究員)

Q やる気がない子にどうかかわったらいいですか?

今回の質問は、大人向けのワークショップでよく聞かれる一つです。
やりたくないことを無理にやらせなくてもいいんじゃないかなぁと個人的には思うのですが、なかなかそう言っていられない場面もありますよね。では、そもそもどうして子どもたちのやる気が起きないのでしょう?

誰のために学ぶのか

僕は、何のために学ぶのかという目的意識が持ちにくいことが大きい理由の一つだと考えています。

みなさんも子どもの頃に経験されたかもしれませんが、「勉強するのは自分の将来のため」と言われることが日本では多いですよね。確かにその通りだと思います。しかし、往々にして子どもの頃は将来これが何につながるのかイメージが湧きにくいものです。その結果、「オレ別に困らないからいいし」というこれまた定番の台詞が出てきます。

GEMSのプログラムには、自分以外の誰かのために課題解決をする場面がたくさんあります。例えば、『ウーブレック』ではNASAの科学者から謎の宇宙物質の調査を依頼されるし、『食べ物で算数』ではメニューの値段設定に困っているレストランオーナーに算数の考え方を使って適正価格をアドバイスします。困っている人のために課題を解決するという設定は、子どもたちのモチベーションをぐっと高めてくれます。

「 困り感 」がある課題解決

僕はワークショップの中で子どもたちに課題を提示する際、この「困り感」を大切にしています。僕もわからないから知りたいんだとか、僕の友だちがどうしたらいいか困っているんだとか、この課題解決に協力してくれると、困っている誰かの助けになると最初に伝えるのです。

そうすると、子どもたちは「仕方ないなぁ」と言いながらも、一生懸命考えていろんなアイディアを出してくれます。なにより困っているのが自分自身ではないので、解決しきれなくても自分の評価が下がるわけではないと気楽に取り組めます。

逆に、「たかしくんが時速500mで3km離れた友だちの家に向かう時にかかる時間」などという「解かなくても誰も困らない問題」は、取り組む必要性が感じにくいもの。それなのに「自分のためにやりなさい」と言われ、しかもパーフェクトな回答を出さないと減点されるのでは釈然としませんよね。

 

学びのサイクルを意識したかかわり方

教育の目的は、個人の力を高めることで、その子の人生と社会が豊かになることです。特に持続可能な社会を意識するのであれば、自分が学んだことを社会に還元できる人材を育てたいところ。そうであれば、学ぶのは「自分のため」だけでなく、「困っている誰かのため」だよと伝えるのもありではないでしょうか。そうすることで社会に貢献できる力と共に、貢献したいという姿勢が育ちます。

そうやって誰かのために何度も試行錯誤した経験は、次第に自分の力として蓄えられていきます。人のためでも、ご褒美のためでも、もっとやりたいと思えるものがあれば学びは続いていきます。

そうして学びのサイクルが切れさえしなければ、いつか自分のために学びたいと思った時にその力を使うことができるのです。

子どもたちに 教える人としてではなく、課題解決の依頼主であり共に解決に臨む仲間としてかかわってみると、「やる気のない子」も重い腰を上げてくれるかもしれませんよ。

2018年3、4月号

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