JEEF理事のイマコレ!今注目していることは「TRS(Team Returns Safety)」
- 2020/09/22
- カテゴリー:理事コラム

文:田中 泰(NPO法人白川郷自然共生フォーラム(トヨタ白川郷自然學校))

T R S(Team Returns Safety)です。
山カラ会という団体に入っています。山は文字通りの「山」、カラは「カラオケ」のカラです。このように説明するとまるでオチャラケの会のように聞こえますが、実は25年近くも継続している由緒正しき(?)団体です。その目的は山と自然を遊び楽しむこと。登山を楽しみ、お酒を酌み交わし、みんなが笑顔になるということを真面目に続けています。
登山を通して「みんなで」感じる一体感
私が入会したのは大学・職場の先輩の渡邉浩之さん(元JEEF理事、元トヨタ自動車専務)に誘われたからです。1997年頃と思います。「長野県の大川入山に登る。飲み会やって登るからお前も来い」と言われ、スニーカーで合流して二日酔いで往復10時間の山行に参加し、ヘトヘトになったのが初めての登山です。今考えるととんでもないことです。しかしなぜかそこから私は登山にはまりました。
2001年(つまり21世紀)の初日の出をキリマンジャロの頂上で迎えようという企画が出たのもそのころです。そのために全員で山行を重ね、体力作りにも励みました。年に10回は登ったと思います。70代の方から小学生までみんなで本当によく登りました。
私は仕事の都合でキリマンジャロには行けませんでしたが、会としては無事に登頂しました。高山病との闘いで途中下山せざるを得ないメンバーが次々と出てくる中で、自然と出てきた言葉が「TRS」。Team Returns Safetyの頭文字です。途中下山した人も同じチーム。みんなで行って、みんなで帰ってくる。そして山カラ会として登頂できたことに全員が喜びました。その一体感は会が最も大切にしていることです。
合言葉は「Team Returns Safety!」
ここ最近は新型コロナウイルスの影響で世の中が大混乱です。つらいことや悲しいことが多く、暗い気持ちになりがちです。しかし私はどんなことも前向きに捉えた方が良いといつも思っています。こんな時にしかできないことがある。前を向いて一歩でも進む。その繰り返しが大きな山を登ることになると思っています。乗り越えた暁には必ずみんなを山や森や海に連れて行きましょう。
Team Returns Safety !
2020年7、8月号
- JEEF理事のイマコレ!今注目していることは「TRS(Team Returns Safety)」
- お買いものはより良い世界への投票
- 人が育つ場づくり 第6回 スキルを見える化してみよう
- 森から生まれたストリートブランド Botanic Green
- 小さなサスティナブルのカケラ第4回:今月みつけたカケラは「海を愛する人がつくった エシカル商品」
- ものづくりから暮らしまで笑顔を育む オーガニックコットン製品
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