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【レポート】海洋プラスチック指導者養成講座 2026.07.21

横浜市における海洋プラスチック環境教育プログラム」の一環で、海洋プラスチック問題について学ぶ探究プログラムを子どもたちに提供できるようになるための講座を行いました!

より多くの子どもたちに、海洋プラスチック問題について学ぶ機会を提供できるようになることを目指して、環境問題に関心のある学校教員、環境問題に取り組む団体の方など、さまざまなフィールドから集まった参加者が学び合いました。

※このプログラムは、ジョンソン株式会社からの寄付金によって支援されています。

SUPクリーンアップ

午前中は、横浜SUP倶楽部ご協力のもと、大岡川沿いをSUPに乗りながらクリーンアップ。
日曜日のみなとみらいに現れた、SUPをしながらクリーンアップをする一団に、多くの方が足を止めて興味津々に観察されていました。

参加者のほとんどはSUPに初挑戦の方々でしたが、往路での少々緊張ぎみに焦がれる姿からは一変。
復路では川に浮いたごみに手を伸ばして回収にチャレンジする姿が多く見受けられました。

このごみどこからやってきた?-ごみがここにある理由を考える

クリーンアップが終わると、陸に上がり先ほど川から回収してきたごみに目を向けます。

今や川や道端にごみを捨てる人なんて、日常生活の中でも見ることはほぼないですよね。
では、このごみどこからやってきたのでしょう?

ただごみを拾うのではなく、集めたごみを題材に、なぜごみがここにあるのか、ごみが正しく捨てられるためにはどんなしくみが必要だったのかを考えることで、人々の暮らしとごみ問題の結びつきの深さについて再認識します。

この認識を持って、どのような人にどのようなサポートをすることで正しくごみが捨てられるのかを考えることは、ごみが川に浮かんでいるという事実だけでなく、より広い視点から環境問題について目を向けることに繋がります。子どもたちと一緒に活動をする時にも、大切なポイントです。

この日は買い物かご1つ分くらいの量のごみが回収されました。内容はたばこの吸い殻やペットボトルなど小さめのごみが多く、ごみの体積は比較的少ない一方で、ごみの量は意外にも多かった印象を受けました。

探究プログラムを、実際に体験して学ぶ

午後からは場所を移して、日本環境教育フォーラムが横浜市内の小学校で提供しているプログラム「うみとプラスチックのおはなし」の体験に続きます。

「プラスチックは、海の中の、どこを流れてくるの?」
「海の砂や水の中に、マイクロプラスチックはどれくらい混ざっているの?」
「プラスチック製品のうち、プラスチックを減らしたり、別の素材に置き換えられそうなものは?」

そんなテーマについて、実験・観察・話し合いを通して考えていくプログラムなのですが、このプログラムの中では、一つの決まった正解を伝えることはありません。

自ら予想を立てて、実験して、観察して、予想に反した実験結果に問いを持ったり、海洋プラスチックの影響について考えたり、プラスチック問題に対して自分にできることを考えていく――今回のワークショップでは、子どもたちがこのプログラムを受けた時にどう感じるのかを、実際に自ら体験することで、知っていきます。

さまざまなプラスチック製品について「プラスチックがいいもの」「プラスチックを減らせるもの」「プラスチック以外の素材に置き換えられるもの」に分類をしてみる活動の中では、一人一人の参加者の方が、それぞれ違った意見や想いを持っていました。

プラスチックが海を汚しているという現状がある一方で、私たちの生活がプラスチックに支えられていることも事実です。そして、人によって、「これはプラスチックがいいけれど、これはプラスチック以外でいい」と思うものも異なります。

だからこそ、プラスチックを悪と決めつけたり、別の人のライフスタイルや考えを否定したりするのではなく、「自分にできるプラスチック対策」を、前向きに、現実的に考えていくことが大切です。

それぞれのグループで、活発に、そして和気藹々と話し合っている姿がとても印象的!
「違う意見が、視点を広げる」ことを体験する時間となっていたように思います。

子どもたちにプログラムを提供できるようになるために

プログラムを体験したあとは、実際に子どもたちにプログラムを提供する時のポイントも学んでいきます。

最新の海洋プラスチック問題に関するデータや、子どもたちと関わるときのファシリテーションのコツなど、実践の時に役立つ情報を、ぎゅっと詰め込んでお伝えしました。

講座に参加した方からは、

「海洋プラスチックに関して知っているようで知らなかったことを、ワークショップを交えて順を追って体験できたのでイメージが湧きました。」

「ついつい海のプラ問題というと“海”にフォーカスしがちですが、私たちの街からできることをやっていくことが大切であるという気づきを得られるようなゲームやワークがとても勉強になりました。」

「自分が体験してみて、これから子どもたちに楽しんでもらえるだろうと十分に感じられる内容だったので、とても参考になりました。」

といった感想をいただきました。

今回の講座の参加者の方が、それぞれのフィールドで、子どもたちや親子にメッセージを伝えていくことで、海を守っていくアクションがさらに広がっていくと信じています。

引き続き、横浜市から、海を守るためのアクションを続けてまいります!

文責:木上実咲(CSOインターン生)

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