2026年5月16日(土)、横浜市における海洋プラスチック環境教育プログラムの一環として、「水上クリーンアップ at 大岡川」を行いました。
舞台は、横浜市内を流れ、最終的には横浜港から海へとつながる大岡川。横浜で「毎日SUPできる環境づくり」をテーマに活動されており、川や桟橋の美化活動も行っている横浜SUP倶楽部のみなさんのレクチャーのもと、SUPに乗って川のごみ拾いを行いました。
SUP体験を通して、街のごみが川を通じて海へ流れ出てしまうことを体感し、地域の川や海に親しみを持つきっかけづくりを目指しています。今回は、大人13名、子ども9名にご参加いただきました。
※このプログラムは、ジョンソン株式会社からの寄付金によって支援されています。
SUPだからこそ見えてくる、ごみの現状
この日は、風も波も穏やかな絶好のSUP日和。青空のもと、SUPクリーンアップがスタートです!
横浜SUP倶楽部の方による丁寧なレクチャーを受け、大岡川の水面へと漕ぎ出していきました。

この日は風が弱かったため、川の流れもおだやか。
そのぶん、川の上に浮かんでいるごみの様子を、間近でじっくりと見ることができました。
漕いでいると目に入ってくるのは、巨大なスポンジ。おにぎりの包み紙、冷凍食品の袋、まだ中身が入ったままの薬のシート、中身の残った洗剤ボトル――。
「こんなものまで流れてくるの!?」
参加者の方からは、驚きの声が上がっていました。
SUP経験者や、漕ぐことに慣れてきた人は、ごみを拾うことにもチャレンジ。バランスを崩さないように気を付けながら、水面のごみを拾っていきました。
「前の方にペットボトルがある!取れそう?」
「あっ、取れなかった。後ろの人、お願い!」
声を掛け合い、楽しみながら進んでいきました。
海洋プラスチックごみの約8割は、陸の上から流れ出たごみだと言われています。
街中のごみが、雨の日に水で流されたり、風に飛ばされたりして、川を下り、海へと流れ出ていく。そんな様子を、自分の目でリアルに見ていきました。
楽しみながら、水辺とつながる
漕いでいくと次第に見えてくるのは、みなとみらい地区の景色!
風を感じながら、景色を味わい、SUPを楽しむ。そんな空気感も、SUPクリーンアップの魅力です。


約1時間半のSUPクルーズの後は、陸の上に戻り、拾ってきたごみを囲みながら、「どうして、このごみが川を流れていたんだろう?」と考える時間を取りました。

真剣な表情でごみを見つめる参加者のみなさん。
「ビニールが多いね」「拾えないものも多かった」「なんで捨ててしまうんだろう」そんな声も聞こえてきました。
また、自分たちの暮らしの中でできる環境アクションは色々あるということもお伝えしました。
街中のごみ拾いをすることが、海を守ることにつながっていること。
今回SUPに乗ってごみ拾いをしたことや、海洋プラスチック問題について、周りの人に伝えていくこと。
環境に配慮されてつくられた製品を、暮らしの中で選んでみること。
毎日の生活の中でおうちから出るごみを、少しづつ減らしていくこと。
参加者の方ひとりひとりが、それぞれの暮らしの中で、”自分にできること”を見つけ、取り組むきっかけになればと思います。
今回のイベントの後に、参加者の方から、こんな感想をいただきました。
「子どもたちが、潮干狩りや散歩の時などちょっとした時にゴミ拾いをしてくれるようになり、私もゴミ袋を持ち歩くようになりました。いつも遊んでいる大岡川や桜木町の海に、より親しみをもって今以上に大切にしたいと思ってくれたら嬉しいなと思っています。」
自分の暮らしと海洋プラスチック問題がつながっているのだと体感したり、街や川や海に親しみを持ったりする時間を積み重ねていくことが、「この場所を大切にしたい」という気持ちにつながっていくのだと思います。
これからも、みなさんとともに、未来につながるアクションを続けていきたいと思います。
