3月28日(土)~29日(日)、山口県徳地野谷の大原湖キャンプ場にて、 山口県内在住のひとり親家庭世帯の小~中学生を対象とした「はじめての自然学校」を実施しました。
自然の魅力に夢中になり感性を育む時間に、子どもたち13名が参加しました。
1日目
河原遊び
昼食後、河原へ散策に出かけました。
少しずつ子ども同士の関わりが生まれ、川の水に触れたり、石投げや水切りをしたりと、それぞれが思い思いに遊び始めました。

ネームタグ作り
薄くカットした木材を紙やすりで磨き、カラーペンで好きな絵やキャンプネームを書き入れました。
自分だけのネームタグができあがり、子どもたちの表情もぐっとほころびます。
テント設営
まだ緊張が残る時間帯でしたが、共同作業を通して自然と声を掛け合い、協力する姿が見られました。
学年差があっても、それぞれができる役割を見つけたり、教え合ったりしながらテント村が完成。
荷物を運び入れた子どもたちは、まるで秘密基地に入ったかのようにテント内で過ごす時間を楽しんでいました。

夕食作り
(メニュー:ミニ串焼き/ソーセージ餃子/ハッセルバックポテト/スープ/ご飯)
調理前に3つのおかずを提示し、子どもたちが興味を持ったメニューごとに即席グループを作りました。
手順はあえて決めず、グループごとに相談しながら役割分担を行い、工夫しながら調理を進めます。
辺りに良い匂いが漂い始める頃にはお腹も空き、完成した料理はビュッフェスタイルでいただきました。
食卓では日常の話やキャンプの話題で盛り上がり、自然な会話が増えていきました。
たき火(ふりかえり・焼きマシュマロ)
片付けとシャワーを終え、たき火の周りに再集合。
1日を振り返りながら語り合う時間は、子どもたちの距離をさらに縮めてくれました。
火が落ち着いておき火になった頃、焼きマシュマロを体験。
薪のはぜる音、たき火の匂い、焼き加減の難しさ、そして味わい──五感を使って楽しむキャンプならではの体験となりました。
就寝
テントに入ってしばらくは楽しげな声が聞こえていましたが、次第に寝息へと変わっていきました。
テントの割り振りは子どもたち同士で相談して決定。

夜になり寝袋に入ると、
「テントの中がひんやりする」
「隣のテントの音が大きく聞こえる」
「寝袋って意外と気持ちいい」
「家の布団ってあったかいんだね」
など、普段との違いを実感する声が聞こえました。
“知識として知っている”ではなく、“体験したからこそわかる”気づきが多く、深く記憶に残る時間になったと思います。
2日目
起床~たき火
目が覚めた子からたき火の周りに集まり、テントでの出来事や今日の遊びについて自然と情報共有が始まりました。

朝食
(ホットサンド/スープ/フルーツヨーグルト)
パンに具材をのせ、子どもたちが自分で焼き上げます。
朝は予想以上に冷え込んだため、しっかり食べて体温を維持。
スタッフは会話や食事の様子を見ながら体調確認を行いました。

川遊び
「川遊びの続きをしたい」という声が多かったため、テントを片付けてから再び川へ向かいました。
水に入ることができる服装に着替え、ライフジャケットを着用してスタート!
早々に川へ入る子もいれば、水の冷たさに驚く子も。
それでも精鋭たちは全身びしょ濡れになりながら遊び切りました。

浅瀬で生き物探しをする子、石遊びを続ける子など、遊び方もメンバーもその都度変わりながら、興味に応じて過ごしました。
後半はテントごとのグループで石積みタワーに挑戦。
制限時間内にどれだけ高く積めるか競い合い、崩れては積み直し、個性が光る時間となりました。
勝敗よりも「一緒に積み上げた時間」が子どもたちの達成感につながったように思います。

昼食(おにぎり作り)
海苔の上に炊き立てご飯と好きな具材をのせ、作りながら食べるスタイルのおにぎりランチを楽しみました。
自由遊び~お迎え
最後の片付けを終え、お迎えまでの時間は野球や散策、ミニゲームなど、仲良くなったメンバー同士でギリギリまで遊び続けました。
帰り際には「また会おうね」と別れを惜しむ姿も見られました。
静まり返ったキャンプ場には、子どもたちの笑い声や遊ぶ姿の残像が残っているようで、楽しく温かい時間だったことを改めて感じます。
参加者の声
子どもの感想
- 川がとっても冷たかったけど、泳いで楽しかった。
- みんなでいろんなご飯を作れたのが楽しかった。
- 寒かったけど、星を見るためにテントを網戸にして寝れたのが嬉しかった。
保護者の感想
- 楽しかったの一言で、食事の時合唱が、教えてもらった歌にしばらくなりました!笑
- よく喋るのと聞いて欲しいが増えたと思います!!
- とても楽しかったから「また行きたい」と言ってました。帰りの車の中で「キャンプで餃子の担当でお兄さんと作ったから、家でもママに作ってあげるよ」と言ってくれました。焼きマショマロも作れてとっても喜んでいました。
- 心の成長が感じられたことに、感謝です。また、何にでもやってみようとチャレンジする気持ちも普段の生活の中で持てるようになったかなと感じます。
- 普段なかなか経験させる事ができないことができてとてもよかったです。
- 日頃の行動が良く出ていたので楽しいキャンプだったと思います。
- Instagramにどのような様子かアップされるので、安心して預けられました。
- その日、帰り道に少しお店に寄り道をしたのですが、なんだかいつもよりひと回り大きくなったような、頼もしい雰囲気を感じました。
- 親と離れて一人での参加だったので、少し不安だったのですが杞憂に終わりました。いろんな体験をさせていただき本当にありがとうございました!

文責:北澤良太(いいなみ自然学校)
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