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自然学校のスキル紹介〜焚火準備の巻 2023.10.15

「自然学校のスキル紹介」ということで、仰せつかりました。株式会社ノッツの小澤です。
全6回で、JEEF会員の皆様向けのライトな情報をお届けしたいと思います。
私は年に150日近くフィールドに出ておりますので、そこで役立つスキルについてお伝えします。

まずは、これからの季節にぴったりの「焚火」のスキルです。アウトドアブームもあり、焚火台などのギアも増え、キャンプ場では昼間から焚火を楽しむ方もいます。ただ、どこでも焚火がOKというわけではありませんし、気をつけなければいけないこと、必要なスキルがあります。ここでは、焚火に必要なスキルを2回にわたってお届けします。

1、「焚火をしてもいい場所か?」を確認しましょう。

焚火しようと思い立ったら、焚火をしていい場所を調べてみましょう。ここでのポイントは、「火を使ってはいけない場所を調べる」よりも、「火を使っていい場所を調べる」ことです。インターネットでキーワードを入れて調べたら、すぐに出てきますので、まずは下調べをしましょう。

2、道具を揃えましょう。

焚火をイメージすると、直火をイメージする方もいると思いますが、ほとんどの場所が焚火台を使っての許可となります。マウンドファイヤー(※)といった技術はありますが、シンプルに焚火台を準備するのをお勧めします。今や、いろいろな種類の焚火台がありますが、個人的には軽い焚火台をお勧めします。

※マウンドファイヤーは、盛り土をして、その上で焚火をする技術です。

3、環境的な配慮をしましょう。

準備できたら、いよいよ焚火!?かと思いきや、環境的な配慮を考えてみましょう。例えば、焚火台の周りに燃えやすいものはないか?片付けはどんなふうに行うか?という点です。燃えやすいものの典型例は、落ち葉などです。可燃しやすいものは、あらかじめ排除するようにしましょう。また、焚火台の下には焚火マットを置くと地面へのダメージも軽減できます。片付けについては、焚火をする場所のルールに従い、灰捨て場があればそこへ捨てます。灰捨て場がなく持ち帰りであれば、燃やしきるか火消し壺などに入れて鎮火をさせてから、自治体のルールに従って捨てるようにしましょう。

次回は、「焚火に火をつけるの巻」です。

小澤 潤平(アポロ)

株式会社ノッツ プロデューサー。走林社中共同代表。HAMON編集長。「プレミアムな自然体験」を提供するTokyo Adventure Clubを2022年より発足。2024年3月に子ども向けにヒマラヤトレッキングツアーを計画中。

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