はじめまして。村上と申します。
東京の高尾山でインタープリターをやっています。
今回から野外フェスティバルにおける環境教育の可能性について書いていきます。
野外フェスティバルは環境意識とともにある
野外フェスティバルと言えば、夏ごろに「フジロックフェスティバル」や「サマーソニック」、「ロック・イン・ジャパン・フェスティバル」などの名前をテレビやラジオなどで耳にする方もいるかもしれません。大きなステージでさまざまなアーティストが行うパフォーマンスが注目されますが、実は多くが環境に配慮した取り組みを行っています。
「フジロックフェスティバル」では植樹や間伐材を活用した紙製品の販売を行うフジロックの森プロジェクトという環境保全に関する取り組みが行われています。また、「中津川 THE SOLAR BUDOKAN」は100%ソーラーエネルギーを活用して運営されています。
野外フェスティバルは環境教育の裾野を広げる
私は2014年から、静岡県のふもとっぱらで開催される野外フェスティバル「GO OUT JAMBOREE」と「GO OUT CAMP」で子どもが遊べる場づくりに携わり、クラフトワークショップやキャンプ場に隣接する森を歩くガイドウォークなどを行ってきました。
関わりはじめてから印象的だったことは、私がふだん働いているビジターセンターなどの施設に行ったことがない、名前も聞いたことがない方々に参加いただいたことでした。野外フェスティバルをきっかけにキャンプをはじめたという方もいて、野外フェスティバルは多くの人が自然に出かける機会になっていることがうかがえました。
このような方々が自然に触れる機会をつくることができるのは、環境教育に触れる人の裾野を広げるチャンスと言えるのではないでしょうか。
清里オーガニックキャンプはじめました
そんな私も、仲間と一緒に小さな野外フェスティバルを始めました。
30年以上も大先輩たちが集ってきた清里で、再び交流と体験の場づくりを試みています。 コンセプトは「地球と遊ぶ、くらしと遊ぶ」。身の回りから地球に目を向けられるような30の多彩なワークショップが清里のキャンプ場に集います。
ぜひのぞきに来てみてください。
▼清里オーガニックキャンプ
https://camp.hi-life.jp/