雨の日は、おうちで絵本とあそびませんか?
こんにちは。ちえの木の実です。
雨の季節。大人とはちょっと違って、子どもたちの表情のなんと明るいこと!
カラフルな傘に、かわいらしい模様のついたレインコートや長靴……。雨が降っていなくても、傘をさしたがったり、長靴をはいてお出かけしたい、という子どもたちが登場する絵本もたくさんありますね。
そんな子どもたちの笑顔や、好奇心でいっぱいの目の輝きに、大人の方が元気をわけてもらうこともしばしばあります。
6月の本棚は・・・
雨の絵本、傘や長靴の絵本、かえるに、カタツムリに、あじさいに……。あぁ、なんて雨の日の絵本ってバラエティ豊かなのでしょう。「雨」そのものや、雨の降り方を表す日本語も豊かさにも驚かされます。
『ちいさいモモちゃん』のなかでは、「あめこんこん」。
『どしゃぶり』のなかでは、「ばら ばら ばらっ」そして「ずだだだだだだだ ぼぼぼぼぼぼぼ……」
音を聞いているだけでも、心が弾みますね。
おうちで時間をかけて読みたい絵本
雨ふりが続いて、なかなか外でからだを動かせない日こそ、おうちでじっくり開きたい絵本があります。
『もりのえほん』の森に、一歩足を踏み入れてみてください。なにが浮かび上がってきますか?どんな動物に出会えますか?文字はありませんが、ひっそりと森に隠れている動物たちが、なにやら話しかけてくれているような気がしてくる、そんな不思議な絵本です。
近づけたり、離したり、目を凝らせば凝らすほど、ふわっと姿を現す動物たち。最後のページに、かくれんぼの答えもありますよ。
『だいこん だんめん れんこん ざんねん』を開いて、じっくり読んで、閉じたあとは、とにかく何かが切りたくなる! 野菜、果物はもちろん、普段は切ることができないおちゃわん(お赤飯入り)やお椀(お吸い物入り)、お鍋(おみそ汁入り)の「だんめん」も見ることができます。
切り方や切る角度で「だんめん」が変わるのもおもしろい発見です。さあ、心おきなく切ってください。(おうちのひとに聞いてからね!)
『しゃべる詩 あそぶ詩 きこえる詩』は、ぜひとも声に出して読んでほしい1冊。目で追っているだけでもじゅうぶんおもしろいですが、口に出してみると、まるで口が喜んで笑いだしてしまいそうな詩ばかりです。
最初は舌をかみそうになった詩が、すらすら言えるようになって達成感をおぼえたり。日本語の心地よいリズムや呼吸を、からだ全体で感じたり。生きている言葉をたっぷり浴びながら、言葉であそぶことができますよ。
雨の日こそ、絵本の時間。ちえの木の実のスタッフに、今の気分かを教えてくだされば、「今にぴったりの絵本」を選ばせていただきます。ぜひ!