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目指せ、ゼロウェイスト&プラスチックフリーの快適生活(3)絶対できる、本当に簡単なアクション 2021.06.15

今日は、「何の準備も必要なし」「勇気をもって口で言うだけ」の簡単アクションをご紹介したいと思います。気負う必要はありません。「毎回しなきゃ」と思い詰める必要もありません。着の身着のまま、思いついた時に、その場限りの気軽さで、試してみてください。

スーパーのレジで「すべての袋を」断る

レジ袋は有料化されたのに、肉や魚の発泡トレイ、豆腐、ばら売りのキュウリなど、レジに持っていくとどんどん薄いビニール袋に入れられてしまいます。ここはぜひ、レジの方に開口一番、「肉も豆腐もすべてこのままで結構です。袋は何ひとつ入れないでください」と宣言して、無駄なビニール袋を減らしましょう。レジの方だって、袋詰めする手間が減ればラクなはず。

外食時に使い捨ておしぼりを断る

手を洗えば済むのに、何となく使ってしまう使い捨ておしぼり。渡された瞬間に、「もったいないので次の方にどうぞ」とお返しするのが得策です。「使わずに、黙ってテーブルに置き去りにする」と、汚れがついたりして、きれいなまま次の方に使っていただけるかどうかわかりません。

通販の緩衝材を断る

ワレモノでもないのにぐるぐる巻きの緩衝材、困っている方も多いのでは?これは、注文時、備考欄にこう書き込みます―「ごみを減らしたいので気泡緩衝材等は一切入れないでください。破損のクレームはつけません」。ワレモノの場合はお店も対応に困ると思うので、ワレモノの場合は書かないか、あるいは近場のお店で買いましょう。

「恥ずかしい」「お店に戸惑われるのでは?」と不安に思う方もいるでしょう。でも、みんなが受動的に受け取り続けていたら、世界は変わりません。

何しろお店は「よかれ」と思ってやってくれているのです。お店の側からサービス低下はしづらいでしょうから、ここはお客がきっちり辞退すべきところ。辞退する人が増えれば、お店が変化を起こす後押しにもなるはずです。

「文句」ではなく、「よりよい未来への後押し」のつもりで、気軽に、丁寧に、「リフューズ」をしてみてください!

 

服部 雄一郎(はっとり ゆういちろう)

町役場のごみ担当職員を経て、アメリカ留学。廃棄物NGOで働いた後、高知に移住。『ゼロ・ウェイスト・ホーム』(アノニマ・スタジオ)、『プラスチック・フリー生活』(NHK出版)などエコ本を翻訳する傍ら、SNS等での発信も行う。

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