会員ページ Member Only

お茶の種類と淹れ方 2021.04.13

どんな時でも、ホッと心を軽くしてくれる癒しの効果があるのが一杯のお茶です。しかも、茶カテキンには強い抗ウイルス作用・殺菌・消臭・抗酸化力があり健康維持にも有用です。

さて、お茶の種類は様々です。厳密にはツバキ科のカメリアシネンシス・チャの葉を浸出した飲料(緑茶・紅茶・烏龍茶)ですが、麦茶やどくだみ茶など野草や実から作ったものも○○茶と呼んでいます。目的やTPOに合わせて楽しめたら良いですね。

ここでは本来の茶についてお話しします。ただ一つ言えるのは、どんな茶でもそれに合った淹れ方があります。大別すると野草茶など煮詰めたり煎じて飲むのが効果的なものと湯を通して煎出する茶です。

前述の通り、緑茶も紅茶も烏龍茶も同じ茶葉からできているというのはご存じでしたか?

古くから世界中で愛されているお茶ですが、品種や製法の違いで全く味わいの違うお茶ができるのも文化の違いと共に面白いですね。
緑茶は、茶葉を摘んで直ぐに加熱して揉み、緑の新鮮さを保って作ります。
これに対し、摘んだ茶葉を一定の温度・湿度で寝かせて自然発酵させ加熱して作るのが烏龍茶と紅茶です。緑色を少し残し半分くらい発酵した時に熱した鍋で炒って乾燥させるのが半発酵茶の烏龍茶です。十分に発酵してから作るのが発酵茶の紅茶です。
楽しみ方の最大の違いは、お茶の誉め言葉でわかります。紅茶や烏龍茶は「香りの良い茶」、緑茶は「おいしい茶」と評されます。紅茶・烏龍茶は、旨味や甘みがほとんどなく独特の香りと渋みが味わえます。緑茶は、青葉の香りと甘みや旨味を味わうことができます。

日本茶というのは総称で、玉露・煎茶・芽茶・粉茶・茎茶・番茶・玄米茶・ほうじ茶があります。

淹れ方の基本は、軟水を数分間沸騰させます。熱湯で淹れると香り・渋みが味わえます。湯を70℃程に冷ましてゆっくり淹れると甘みとコクが楽しめます。但し紅茶だけは沸騰寸前95℃の湯で淹れます。夏場は水出し冷茶もおいしいです。茶葉の質や量と水質・湯温がポイントなのです。ゴールデンウイークには、おいしい新茶が味わえますよ。

 

金久保俊也(かなくぼ としや)

農林水産省茶業試験場を経て嘉永年間創業の株式会社下総屋茶舗(しもうさやちゃほ)五代目就任。煎茶道静風流、茶道裏千家流、肥満予防健康管理士、ダイエットアドバイザーの資格を持つ。「食と健康」を重視し【5歳若返りダイエットコーチング】を提供する現役トライアスリート。

JEEFメールマガジン「身近メール」

JEEFに関するお知らせやイベント情報、
JEEF会員などからの環境教育に関する情報を
お届けします。

オフィシャルSNSアカウント

JEEFではFacebook、Twitterでも
情報発信を行っています。
ぜひフォローをお願い致します!