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協力隊時代のお話:任地について 2020.12.23

みなさん、こんにちは。
JEEF・海外事業グループの山口泰昌(ひろまさ)です。

今回から3回に渡り、私がJEEFに入る前に参加していた青年海外協力隊のことについて、お話したいと思っています。

第1回の今回は、派遣された地域についてご紹介します。

派遣国は、マチュピチュやナスカの地上絵でお馴染みのペルー共和国です。任期は、2016年10月から2018年10月でした。

私が派遣されたのは、ペルー北部の海沿いにあるセチュラという小さい街でした。セチュラは、とても日差しが強く、乾燥している地域で、街の周りは砂漠が広がっています(洗濯物は数時間で乾きます!)。冬になると日本に秋くらいには、寒くなる地域です。

ここまで書くと、厳しい環境のように思われがちですが、車で20分ほど行くとマングローブや田んぼなど緑の自然があり、またフラミンゴなどの珍しい鳥の飛来地もあります。

セチュラのオススメは、なんといっても、「行進」と「ご飯」です。

街のメインストリートでは、毎週のように何かしらの行進が行われています。「世界〇〇の日」や「〇〇設立□周年記念」などの特別な日の行進や、学校対抗でいかに美しく行進ができるかを競う行進も行われます。日本では、目にすることが少ない行進ですが、人が列を作って歩く様子は、とても迫力があります。

続いてはご飯についてです。セチュラは海が近いこともあり、魚介類を使用した料理が絶品です。生魚をレモンで締めたセビーチェ、魚介類の唐揚げ、海鮮ピラフ等々、ぜひ現地で味わっていただきたいものばかりです。(余談ですが、セビーチェを作る際は、日本でおなじみの「味の素」が味付けに使用されます。)

  

さて、このようにとても素敵なセチュラですが、一方でゴミの問題が深刻でした。というのも、セチュラでは、ゴミのポイ捨てが日常茶飯事で、街のいたるところにゴミが散らかっていました。また、川沿いには、市場からでた生ゴミ(写真左は大量のエビの殻です)やビンが不法投棄されており、衛生的にもあまり良くない状態が広がっていました。

  

また、ゴミの影響で、悪臭、蚊や蝿の発生、それに伴った伝染病が流行るなどの問題もありました。

さて、今回はここまで。

日本ではなかなか見ることがない光景に、最初は大きなショックを受けた私ですが、次回は私が着任した頃に起こったとある出来事について、お話したいと思います。

海外事業グループ  山口泰昌

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