事務局日誌 Blog

【令和3年度教職員研修・プログラムデザインコース】「産業廃棄物のリサイクル見学」~地域資源を大切にする環境教育~ 2022.04.01

表題の研修※が、令和3年3月18日(金)藤クリーン株式会社リサイクルセンターにて行われました。※本研修は、環境教育やESDによる人づくりについて取り組む意義やノウハウを学ぶため、特に「体験活動」を取り入れた環境教育について企画や実施のポイントを学ぶことを目的として行われたものです。

あいにくのお天気となりましたが、多様なプログラムが組まれた研修となっており、充実した時間となりました。

まず午前の部では、小学生向けに組まれた「潜入捜査官になってみよう」というプログラムでリサイクルセンターとコンケンガーデンの見学を行いました。子供たちが潜入捜査官として役になりきり、見学後に潜入捜査報告書を作成するというストーリー仕立てのプログラムは、楽しく見学しているうちに自然と頭の中が整理されていく様を体感できます!

また実際に現場でリサイクルされた再生処理土を活用したこけ玉作りも行いました。粘土状のケト土と呼ばれる土の中に細かく破砕された古畳などが練りこまれ再利用されているそうです。

 

午後の部では、はじめに岡山理科大学教授 岡本弥彦先生から「学校とつながるワンポイントアドバイス」と題して貴重な講演をいただきました。ESDの視点を踏まえた育成すべき資質と能力を明確にすることの重要性や、体験学習から探究的学習まで繋げていくアプローチ方法などについて、具体例を交えてお話いただきました。

  

また、ワークショップではリサイクルセンターに纏わるテーマで小学校高学年生を対象としたプログラム作りを行いました。4~5人グループで出し合った膨大なアイデアの中から、1つのプログラムを完成させ発表を行うといった内容でした。ファシリテーターを務めた中平さんからの総括を含め、プログラムを構成する際には、思い・出来ること・ニーズの3つのバランスを考え評価目標を置くことが重要であると今回のワークから学べました。

今年度最後の研修会となりましたが、多くの方々に参加していただくことができました。ご参加いただきありがとうございました。またのご参加をお待ちしております。

文責:加藤有美恵

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