事務局日誌 Blog

環境教育ラジオ更新「The American Conservation Movement -John Muir and His Legacy-/アメリカの環境保護運動」(佐藤真久さん紹介) 2022.08.19

環境教育ラジオ「私の本棚」は、スマホで聴ける音声配信です。 第43回は東京都市大学大学院・佐藤真久さんによる「The American Conservation Movement -John Muir and His Legacy-/アメリカの環境保護運動」(著:Stephen R. Fox/岡島成行)です。

アースデイ等の運動が始まった地、西海岸地域を中心に行われたアメリカの環境保護運動の歴史が書かれた本です。
イギリス、アメリカと海外でも学びを深めていたゲストは、これによって日本との共通点と相違点に気づき、日本ならではの環境教育とは?を考えたとのこと。
また、アメリカの環境文学の発展の話もナビゲーターは興味深かったです。ナビゲーターは垂水が担当しました。

▼視聴はこちら。
第43回「The American Conservation Movement -John Muir and His Legacy-/アメリカの環境保護運動(著:Stephen R. Fox/岡島成行)」佐藤真久さん

ゲストの佐藤教授は、協働ガバナンス、社会的学習、中間支援機能などの地域マネジメント、組織論、学習・教育論の連関に関する研究と実践を進められ、JEEFの活動でも講演やご助言をいただくなど、度々お世話になっています。
SDGsやESDに関する著書も多く出版されています。

ゲストの修士時代に過ごしたサンフランシスコでの経験、アメリカ西海岸で広がったアースデイや権利意識のこと、高校時代を過ごしたイギリスの話など、海外を飛び回るなかで感じたエピソードをラジオで語っていただきました。
その原点になっているのが今回紹介いただいた本著。「環境文学がアメリカの自然観をつくった」と話されていましたが、アメリカ発の環境文学は今でも読まれ続ける名著が多いです。
本ラジオ番組でも、第11回「野生のうたが聞こえる」、第20回「センス・オブ・ワンダー」が”自分に影響を与えた1冊”として紹介されていますね。こちらもアメリカ発の環境文学の1つです。

文学を通して自然への関心を喚起し、自然を守ること、楽しむことを通して、社会をかえるエネルギーに転換されていく・・・今を生きる私たちにも通じるヒントが散りばめられていると感じました。

環境教育ラジオ「私の本棚」は、スマホで聴ける音声配信。
環境教育実践者や研究者をゲストにお迎えし、活動、研究、そして人生に影響を与えた一冊をご紹介いただきます。
毎週金曜日17時に更新!スマホでもブラウザでもお聴きいただけます。
※本事業は子どものためのセレクト・ブックショップ「ちえの木の実」の協賛で運営しています。

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