コロナ禍での制約が続く中、子どもたちの健全な成長を支えたいという思いから、横浜自然観察の森と上郷・森の家のご協力をもとに小学生親子を対象にしたバードウォッチング入門講座(*)を開催しました。
まず初めに観察の森レンジャーの掛下さんから園内で観察できる生き物たちの紹介、JEEF職員の京極さんからは鳥のさえずりに注目した野鳥観察の方法をレクチャーいただきました。
いろんな種類の野鳥を覚えて、いざ野外へ出発!!…とその前に、バードウォッチングに重要な道具である「望遠鏡」を組み立てるプログラムも行いました。
細かな部品を組み立てるので気を付ける箇所がたくさんあるにもかかわらず、1年生から6年生まで全員が完璧に望遠鏡を完成させることができました。
そして本題の野外観察では京極さんから教わった ’’鳥の鳴き声を聞き分ける’’ ことで、ガビチョウ、メジロ、ウグイス、カワセミなどなど全部で9種類の野鳥を観察することができました。中には変わった鳴き声(「カーチャンコワイ」と言っているように聞こえるような?)をするコジュケイの声も聞こえてきました。
普段の生活では意識しないところに耳を傾けるとたくさんの生き物の声・自然の音が聞こえてきて、その営みのなかに我々がいることを再認識できます。
今回は「バードウォッチング」の基本を学びつつ、親子で、そして参加者同士で楽しく身近な自然への理解や愛着を深めることができた素敵なイベントとなりました。
本イベントを通して参加者の皆様が自然の素晴らしさに少しでも触れることができたなら、また野鳥観察をしに行きたい!と思ってもらえたなら本当に嬉しいです。
これからも自然との触れ合いを楽める学びの場を提供できるよう、JEEF一同邁進してまいりますので、ぜひ今後の活動も楽しみにしていてください。
ご参加いただいた方々、本当にありがとうございました。
(*今回の「バードウォッチング入門講座」は、東京マラソンチャリティの寄付で実現したものです。)
文責:加藤有美恵(国内事業グループ)