バングラデシュのスンダルバンス地域の漁師による漁場の適切な利用を通じたイルカとカメの保全を目指した活動がスタート。公益財団法人イオン環境財団の助成を受け、現地パートナー団体であるバングラデシュ環境開発協会(ローカルNGO)の協力を仰ぎながら2015年4月より1年間の予定で進めていきます。
バングラデシュのスンダルバンス地域は、世界最大のマングローブ林を形成し、世界(自然)遺産にも登録されている生物多様性の豊かな場所です。しかし、 漁師による混獲(漁獲の対象とされている魚に混じって、イルカやカメも漁獲されること)や漁師の漁法(イルカやカメが漁網に引っかかった場合のリリースの方法)に課題があります。
そのため、本活動では、このスンダルバンスの漁場で漁業を営む漁業関係者約250人を対象に、研修等を通じてイルカとカメを保全するための技能を向上させ、8つのイルカ/カメ保全委員会を設立することで、同地域の持続的な生物多様性保全のための仕組みを構築することを目的に活動を展開していきます。
ぜひ、本活動の成果にご期待下さい!
文責: 国際事業部 佐藤秀樹
漁場の様子