2月8日(日)、農家の協力を得て、福井県内のひとり親世帯を対象にレモンの収穫体験と調理加工体験を行いました。福井県は日本海側の気候で、冬季には天候が悪く、体験の機会が少ない地域です。当日は20名の親子が参加しました。

レモン農家からの解説
まず集合場所の公民館にて、自己紹介と当日の流れを説明し、マイクロバスで近くのレモン農園に移動しました。徐々に天候が悪くなる予報だったため、全体的に工程を前倒しで進めました。
協力して頂いた小林果樹園の小林さんから、レモン栽培を始めた経緯やレモンの品種、収穫するレモンの特徴などの解説を聞きました。
小林さんは元々梅農家になるために移住をされましたが、6年間からレモンの苗木を植え始め、今では若狭町で一番のレモン収穫量とのこと。また温暖化や品種改良によって、比較的寒冷地の福井でもレモン栽培が容易になったそうです。ただし雪には弱いため、今年の大雪によっていくつかのレモンの木の枝が折れてしまったそうです。
10月のグリーンレモンの収穫から始まり、2月は完熟したレモンになるとのことで、今が一番おいしい時期ということです。レモン農家ならではの話を聞く事が出来て、参加者からも、家でも出来るレモン栽培の方法や、レモンのお勧めの食べ方などの質問が出ていました。
今回収穫した品種は「璃の香(りのか)」といい、大きく、多収性で、果汁が多く、種が少ないという品種です。収穫は剪定ばさみを使わずに手でもげる品種ということもあって、小さな子どもでも簡単に収穫できていました。作業を行いながら、参加者からなぜ移住して農業を始めたのか、レモン栽培を始めた感触などの質問がされていました 。

レモン料理講座
収穫作業を終えて公民館に戻り、地域協力者の田辺さんと山本さんの2名からレモンの酵素ドリンクとレモンバターの作り方を教えてもらいました。2人は地域の飲食店で働いていることもあり、知識も豊富です。無農薬のレモンは貴重なので、皮ごと使えるレシピを教えてもらいました。
参加者からはレモンの食べ方も質問があり、レモンを使ったドレッシングやマリネなどの食べ方もお勧めとの話がありました。
田辺さんと山本さんも、町内で収穫されたレモンは初めて見るらしく、今後はお店で使ってみたいと言っていました。色々な種類のレモンが作られているのも良いことだそうです。

レモンの調理、試食、交流
小林果樹園で収穫した璃の香は酵素ドリンク用に、別の農園で事前に収穫しておいた「リスボン」という品種を使って、レモンバターを作りました。家族ごとに調理を行いながら、2種類のレモンの違いを香りや味で感じてもらい、切ってみると種の量にも違いがありました。レモンをカットして、皮をおろし金で削って、果汁を絞って、バターと混ぜ、レモンバターが完成。
酵素ドリンクは発酵食品のため、体に良く簡単に作れます。瓶にレモンと砂糖を交互に入れて酵素シロップの完成。たまにびんの蓋を開けて空気を入れたり、逆さにしてかき混ぜたりしながら、2週間後に飲めるようになります。
レモンを切ったり皮をすりおろしたりする作業が初めての子もいましたが、親や周りの大人がサポートをしながら上手に作業をしていました。
できあがったレモンバターをクラッカーに付けたり、講師の田辺さんが事前に作った酵素シロップを試飲しながら、参加者同士も交流を計りました。


参加者の声
保護者から
- 若狭町でレモンを栽培していることを知らなかった。レモンの収穫時期が冬というのも知らなかった。
- リノカという大きな実の品種を知らなかった。農家さんから聞いた通り、種が少なくて酸っぱさが控えめで食べやすかった。今度は農家さんから直接買いたい。
- 無農薬で皮まで食べることが出来て嬉しかった。
- 冬場はなかなか子どもと出かけることも無いので、貴重な機会になった。
- レモンの収穫は初めてだったので楽しかった。
子どもから
- 雪が降っていたけど大きなレモンを選んで収穫するのが楽しかった。
- レモンの料理は初めてだったけど、作ってみたら簡単だったので家でもやってみたい。
- 酵素ドリンクがとても美味しかった。
- 収穫した瞬間や包丁で切った時にレモンのいい匂いがして、レモンが好きになった。
農家から
- 若狭町のレモンの魅力を伝える機会を作ってもらえて良かった。子どもから大人まで楽しそうに収穫していたので嬉しかった。今後は直接買いに来たいという参加者もいたので、機会があれば今後も収穫体験を受け入れ、リピーターに繋げていきたい。
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