11月21日~23日に中国・長沙において第12回中国自然教育フォーラムが開催されました。中国自然教育オーラムとは2019年にMoUを締結しており、JEEFからは事務局長の加藤が参加しました。
中国の自然教育・自然学校のルーツは2012年にNPO法人日本エコツーリズムセンターと中国市民社会ネットワーク(CSネット)が実施したJICA草の根支援事業で実施した「自然学校プロジェクト」にさかのぼります。そのプロジェクトが基盤となり、現在の中国自然教育ネットワークが誕生しました。
参考:環境教育はもう古い?中国における自然教育の台頭(地球のこども・2016年1、2月号)
そして、本フォーラムは今年で12回目の開催です。テーマは「出会い・共生~自然教育のエコロジーネットワークを編む(仮訳)」です。
基調講演の他にえんたくんを使ったワールドカフェ、10の分科会やブース展示、エクスカーション等のプログラムで構成されています。
分科会のテーマ(仮訳)
1.自然教育業界における人材育成
2.自然教育を日常生活に取り入れる方法
3.保護地域における自然教育への多様なステークホルダーの参画
4.世界的視点から見る中国の自然教育業界の現状
5.自然教育における他者の視点~観察・対話・再構築の探求~
6.自然教育の持続可能な経営管理の道
7.ブランド・コミュニケーション~ベストセラーから信頼へ、ブランド構築を探る~
8.自然教育専門職の多様な発展の道
9.自然教育と農村活性化の融合と共有
10.自然教育×ボードゲームの可能性
また、中国の自然教育の調査結果についても報告され、2025年時点で22,638拠点が活動しており、中国における自然教育の勢いを感じることができました。
今後も日中の環境教育・自然教育の交流を継続的に実施していきたいと思います。
文責:加藤超大(JEEF事務局長)
