事務局日誌 Blog

【レポート①】南房総・大房岬で過ごす
~親と子のわくわく体験・海プログラム~
2023.09.24

 こんにちは!CSOラーニング生の吉冨瑠夏です。
 9月17日(日)、18日(月・祝)の2日間で、南房総市「大房岬自然の家」を拠点に「南房総・大房岬で過ごす~親と子のわくわく体験・海プログラム~」を開催しました!
 プログラム中の様子を第1弾と第2弾に分けてお届けします!今回は、第1弾です。

 今回のプログラムは海遊びやクラフト体験を通して、子どもと一緒に参加しつつも、大人だけのゆっくりした時間も過ごせることを目的に、ひとり親家庭の親子12組・29名が参加しました。
 フィールドとなった大房岬自然公園は、南房総国定公園内にあります。南房総国定公園は、気候が温暖な南房総に位置し、大半が海岸に面した自然豊かな公園です。そんな公園内にある大房岬自然公園は、緑と青い海に囲まれています。どこを見渡しても南房総の自然が目に入ります。

 そんな大房岬の大自然を様々な自然体験を通して、体感しました。現地に到着後、まずは、大房岬自然公園内にある展望台に上り、今自分たちがいる場所や自然環境について説明していただきました。皆さん、普段の生活からはかけ離れた景色に見入っている様子でした。
 公園内を歩いている最中には、「ドングリを見つけた!」「バッタを捕まえた!」「草笛が吹けるようになった!」「キノコを触ったら耳たぶみたい!」など、皆さんが多くの発見をする声が聞こえてきました。ドングリは皮を取れば食べられると聞いて、早速皮を割り食べてみようとしている子たちもいて、子どもたちの好奇心に驚かされた一コマでした。

 その後、プログラムのメインともいえる海遊び!海を見てあがってくる歓声から皆さんがワクワクしている様子が伝わってきました。海での遊び方は自由です。
 SUPやカヤックに挑戦する、ただ海に浮く、水をかけあう、貝拾いをするなど、各々の楽しみ方で海を満喫していました。海に苦手意識があっても、仲良くなった参加者との遊びを通して、「海ってすごく楽しい!」と話している姿を見ることもできました。皆さんが一人残らず海を楽しんでいたことに、私たちスタッフもとても嬉しく思います。

 また、親子で常にいる一緒に必要もありません。時には子ども同士・お母さん同士で、時には親子で、時には一人で。一人一人がやりたいことを、それぞれが望む形で楽しむ時間となりました。

 夜のウミホタル観察では多くの感動があったようです。ウミホタルは砂場のある海中に生息する小さな生物で、刺激すると分泌物を出し、青く光ります。また、静かで綺麗な環境を好むので、彼らの生息により海の環境が良いこと分かるそうです。大房岬の海には多くのウミホタルが生息していることから、非常に綺麗な海だと分かります!
 海底に手作りの装置を沈めて、ウミホタルを捕まえ、刺激を与える。この方法でウミホタルを発光させ、観察しました。怖がりつつも、勇気を振り絞ってウミホタルに手を伸ばす子どもたちの様子が見られました。子どもたちの挑戦する姿の一コマです。触ることができた時の嬉しそうな表情と、青い光を目にした時の驚きの表情は忘れることができません。

 さらに、大房岬の星空に感動するお母さんたちの様子も印象的です。綺麗な星空が広がり、天の川を見つけたり、星の色の違いを認識したりできる程でした。そんな景色を見て自然の雄大さに感動し、何度も星空を見上げる様子が鮮明に残っています。

 このような体験を通して、ウミホタルが生息する大房岬の海がいかに綺麗か、星が広がる空がいかに澄んでいるのかなどを実感できたようでした。この実感が、自然を大切にしたいという思いに繋がると嬉しく思います。

②へ続く

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