事務局日誌 Blog

【レポート】奥多摩の森で過ごす〜親と子のわくわくキャンプ 2023.08.13

こんにちは!CSOラーニング生の山口寛太です。
7月22日(土)、23日(日)の2日間、認定NPO法人アースマンシップとJEEFの協働で「奥多摩の森で過ごす~親と子のわくわくキャンプ」を開催致しました。奥多摩の水源林で、自然への負荷を 最小限にする“ロー・インパクト・キャンプ”を通し、参加者一人一人が自然のなかで自分と向き合うというコンセプトのもと、ひとり親家庭の親子8組が参加しました。
大人にとっては子育てや仕事での忙しい日々を忘れ、自然に癒されながら自分と向き合う時間、子どもにとっては自然の中で新たな発見・挑戦・成長できる時間。都内にある自然の中で「のびのび」、「自分らしく」活動し、参加者の皆さんは日常から離れて「新しい自分」に出会うことができた様子でした。私たちもとても嬉しく思います。

今回のフィールドは奥多摩の水源林。水源林は水を貯える、水をきれいにする、土砂の流出を防ぐ、二酸化炭素を吸収して酸素を放出する、様々な生物の住みかになるなど、大切な役割を担っている場所です。特に奥多摩は国内最大で、東京都の約1/10の面積に相当し、私たちが使用する水道水はここから流れています。非常にきれいな水のため、川の水を美味しく飲むことができました。

そんな大切な水源林への負荷を最小限にするために、極力自然環境に影響を与えないようにする“ロー・インパクト・キャンプ”で、今回特に配慮したことはトイレと食事です。トイレはコンポストトイレを使用しました。コンポストトイレは微生物を大量に含んだ土などを入れ、微生物に排泄物を分解してもらいます。これは水道局公認の排泄法で自然のサイクルに近い形です。

食事の際は油汚れの洗浄が自然破壊の要因の一つとなります。そこで、米のとぎ汁を再利用しました。米のとぎ汁に含まれる界面活性剤の働きをするタンパク質が、食器の汚れを洗い流してくれます。
日常の中の知らない知恵を体験し、私自身新しい学びとなりました。

キャンプ中は、決まったプログラムはありません。子どもたちも大人たちも、時間に追われた多忙な日常を忘れ、自由に行動していました。子どもたちは川遊び、焚き火、自然のブランコ、ハンモック、木の実採集、昆虫採集、鳥の観察など。大人も、子どもと一緒にダイナミックな遊びをしたり、ぼんやり焚き火を見たり、シートを広げて木の下で昼寝をしたり。

 

中でも子どもたちは川遊びに夢中で、滝への飛び込みに何度もチャレンジしていました。子どもたちのエネルギーと自然の中での遊びの種類に圧倒されました。

全体を通して、自然の中で人が変化する姿を目の当たりにすることができました。子どもたちは遊びを通して沢山挑戦と成功を体験し、できることが沢山増え、表情に自信が見えるようになってきました。また、一緒に挑戦し、乗り越えるたびに、子ども同士も自然に打ち解け合う姿を見ることができました。大人は日常のストレスから解放され、自然の中でゆったりリラックスすることで、子どもたちにも、周りの大人にも自分らしく接することができるようになっていたと思います。開始時に比べ、時間の経過とともにリラックスした表情や笑顔が沢山見られたことに、私たちスタッフも非常に嬉しく思っています。
今回のイベントから奥多摩の雄大な自然、自然体験を通した人の成長、JEEFやアースマンシップの環境教育の取り組みについて、より一層学ぶことができました。今後、参加者の表情の変化や成長にも注目して、活動に取り組みたいと思います。

本イベントは、東京マラソン2023チャリティの寄付金で実施しました。経済的・時間的理由などによって、子どもの体験格差が生じていることが懸念されるひとり親家庭の親子に体験の機会を提供することで、「誰ひとり取り残さない」環境教育をJEEFは目指しています。

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