
皆さまからの温かいご寄付や会費を活用させていただき、”誰ひとり取り残さない環境教育・自然体験”をテーマに、日常で不安やストレスを抱えている人たちが ほっとできるような自然体験や環境教育を場をつくっていきます。
現代は少子高齢化・都市化が進み、共働きやひとり親世帯の増加等、社会変化の中で子どもたちが地域で様々な体験を日常的に積み重ねて成長していく機会が減少し、体験格差も社会的な課題となっています。
参照:公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン「子どもの『体験格差』実態調査最終報告書~全国の小学生保護者2,097人へのアンケート調査~」
JEEFは身体的・経済的・地域的な理由等で環境教育・自然体験のプログラム参加が少ない方々への機会提供のため、次の活動を実施しています。
たとえば…
- ひとり親世帯、生活困窮世帯の子どもたち、重い病気と闘う子どもたち、障がいをもつ子どもたちも参加できる自然体験や体験的な学びの機会を提供
- ストレス社会で頑張る大人のための自然による癒しの機会を提供
- 「誰ひとり取り残さない環境教育」の輪を拡げるための指導者養成やシンポジウム等を開催
寄付金活用の取り組み報告
子どもたちが参加できる自然体験や体験的な学びの機会
はじめての自然学校
全国の自然学校とともに、病気、障害、地理的・経済的などさまざまな理由で自然体験の場に参加することができていない子どもたちが自然とふれあうことで、子どもたちのセンスオブワンダーを育みます。
探究ワークショップキャラバン
JEEF内にある、ELMSセンター(探究的な学びのセンター)が養成した各地のファシリテーターと共に、病院、放課後等デイサービス、児童養護施設、こども食堂、被災地などでワークショップを展開します。
春日山原始林体感プログラム「みんなの春日山」
オンライン生きものクラブ
フィールドに出かけていくことが難しい子どもたちが、自宅で生きものや自然環境の魅力に触れる機会を提供します。生きものの専門家をゲスト講師に迎え、オンラインで生きものの話を聞きながら、グッズで手触りやにおいも楽しみます。
発達凸凹自然体験教室 なないろの冒険
発達障がいを個性ととらえ、その児童と保護者が雄大な富士山麓での自然体験を通じ、お互いの新たな一面に気付く機会になることを目指し立ち上げられた活動です。
ユニバーサルビーチプログラム
国立公園唯一のユニバーサルビーチである霧島錦江湾国立公園・重富海岸は、遠浅で穏やかな波が特徴の海岸である。身体に障がいのある方への必要な配慮を手助けした上で、身体の障がい等を理由に体験を諦めている人たちが海を体験する機会を提供します。
奥多摩の森で過ごす 〜親と子のわくわくキャンプ
奥多摩の水源林にて、ひとり親家庭の親子を対象に、『親と子のキャンプ』を実施しています。川遊びや滝飛び込み、おにごっこ、ブランコ…など、何をして遊ぶか、大人も子どもも自分で決めて遊びます。
キトウシ・美瑛こどもキャンプ
一般募集のほか、地域のNPOサポートセンターによる広報協力の下で、生活困窮世帯、ひとり親世帯の子どもたちも加わって『こどもキャンプ』を実施しています。
大阪ウィンターキャンプ
大阪府立少年自然の家にて、ひとり親世帯の子どもたちを対象に『こどもキャンプ』を実施しています。保護者にむけてはレスパイト(一時的休養)の機会になることも狙いとしています。
南房総親と子のわくわく体験・海プログラム
南房総市「大房岬自然の家」にて、ひとり親家庭の親子を対象に『親と子のわくわく体験・海プログラム』を実施しています。SUPやカヤック体験、夜は漁港にてウミホタルの観察。南房総の自然を満喫する体験プログラムです。
屋久島 & 種子島 サマーキャンプ2025
屋久島在住のひとり親家庭対象の子どもたち向けの人数枠を設定し、一般公募の子どもたちと一緒にキャンプを実施します。
無料探求動画作成
重い病気と闘う子ども達に、オンラインで体験型のワークショップを提供している中で、当日の体調や急な検査などで参加できなくなるケースがあります。そこでGEMSをベースにした無料の探求動画の公開を始めました。子どもたちが外の世界に興味をもち、未来への楽しみが増えるようなコンテンツを配信しています。
※この活動は、公益財団法人ベネッセこども基金の「重い病気を抱える子どもたちの学び支援活動助成」を受けて実施しています。
オンラインあそぼう会の実施
入院中や自宅療養中で、同世代と遊ぶ機会が少ない子ども達と毎月定期に同じメンバーで集まって遊ぶ「オンラインあそぼう会」を開催しています。自然のフィールドや水族館などから配信してもらうバーチャル遠足も実施しました。
※この活動は、赤い羽根共同募金の「重症児等とその家族に対する支援活動応援助成」を受け、小児がん支援を行う認定NPO法人シャインオン・キッズと協働で実施しています。
ストレス社会で頑張る大人のための、自然による癒しの機会
森で学ぶサスティナビリティin鳴子
自然にふれて、ほっと肩の力を抜く2日間。宮城・鳴子温泉の「エコラの森」で、ただ癒されるだけではなく、自分の暮らしや働き方を見直すきっかけになる時間を過ごします。
森で学ぶサスティナビリティin清里
日常を離れた清里の森で、自然とともに生きること、心を豊かにする働き方、人や地域とのつながりを感じます。
花とジビエとサスティナビリティ
自然を身近に感じられるリフレッシュの時間を過ごしながら、「自然の中での体験が、人々のウェルビーイングに繋がる」ことを肌で感じます。
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お問い合わせ
公益社団法人日本環境教育フォーラム
電 話: 03-5834-2897(平日 11:00~16:00)
E-mail: charity-m★jeef.or.jp(★を@に変換)
担 当: 垂水、中野
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