「オンライン生きものクラブ」って?
「オンライン生きものクラブ」は、認定NPOシャイン・オン・キッズさんとのコラボで開催する、重い病気と闘う子どもときょうだいが、自宅から気軽に参加できる生きもの講座です。
第7回のテーマは「シマフクロウ」
今回は、釧路市動物園で絶滅危惧種であるシマフクロウの保護・増殖に取り組む吉野智生さんを講師に迎えて、オンライン講座を実施しました。
世界最大級!とっても大きなシマフクロウ
シマフクロウは、世界最大級のフクロウ。羽を広げると180cmにもなります。
「お父さんよりも大きいかも!」と、子どもたちからは驚きの声があがりました。
続いて聞かせていただいたのは、シマフクロウの夫婦の鳴き声。まるで会話をしているようなやり取りに、子どもたちも興味津々でした!

たった200羽しかいない!?
現在、シマフクロウは北海道の東側を中心に約200羽ほどしか確認されていません。
釧路市動物園では、シマフクロウを飼育し、繁殖させ、育ったヒナを野生へ返す取り組みを行っています。
親鳥が卵を産むと、回収して”にせもの”の卵と入れ替えるそうです。
こうすることで受精の有無を確認し、親鳥がうっかり卵を踏んでしまうなどの事故も防ぐことができます。

そしてなんと、この講座の少し前にもヒナが1羽孵化しました♪
まだ飛ぶのがあまり上手ではないヒナは、動物園の柵を使いながら飛ぶ練習をするのだとか。
柵にしがみつきながら一生懸命に羽を動かしたり、バタバタともがいたりしながら、少しずつ飛び方を覚えていきます。
その姿を見た来園者から、「フクロウが柵に引っかかっています!」と心配の声が寄せられることもあるそうです。

世界最大級のシマフクロウも、生まれたばかりの頃は失敗を繰り返しながら少しずつ成長していくんですね。
そんなお茶目なエピソードに、子どもたちも思わず笑みがこぼれていました。
自分だけのシマフクロウをつくろう!
シマフクロウについて詳しくなったあとは、工作に挑戦!
まずは紙のパーツでフクロウ本体を作っていきます。
「耳みたいに見えるこのパーツは、実は羽なんだよね!」
この羽は羽角と呼ばれ、警戒しているときにはピンと立ち上がることがあるそう。
子どもたちは講座で学んだことを思い出しながら、羽角や翼の向きを工夫して、自分だけのシマフクロウを作り上げていました。

「私のフクロウはのんびりしてる~」と羽角を寝かせて貼る子もいれば、
「私のは今にも飛び立ちそう!」と翼を大きく広げる子も。
最後に、木の洞に見立てた紙袋の中にオリジナルフクロウをいれてあげると…
まるで森の中で暮らしているような、すてきなシマフクロウが完成!

シマフクロウの暮らしや成長に思いを巡らせた子どもたち。
遠く北海道の森が、少しだけ身近に感じられる時間となりました。
※日本環境教育フォーラムは、東京マラソン財団チャリティ RUN with HEARTの寄付先団体です。本事業は、寄付金事業として実施いたします。
東京マラソン財団チャリティ RUN with HEART公式ウェブサイト
文責:安ヶ平 愛彩
