9月10日~19日に「バングラデシュ・ジョショール県の零細ヤシ砂糖生産者と花卉農家の6次産業化を通じた生計向上プロジェクト」の第3年次の同行・現地視察に行ってまいりました。
今回、初めてバングラデシュに渡航させていただきました。
現地の様子をレポートします!
①BEDS事業紹介
今回初めての渡航ということで、日本環境教育フォーラムとプロジェクトを伴走している、BEDS(バングラデシュ環境開発協会)より、本部があるクルナの事務所にて事業の紹介をいただきました。今回は大学生インターン2名による活動発表も聞かせていただきました。
インターン生2名の活動報告は、資料が丁寧に作られており、発表も落ち着いて堂々としていて、事前の準備がしっかり行われていたことがよく伝わってきました。
今回の取り組みを通して、BEDSにとっては活動を新しい視点から客観的に見直す機会となり、インターン生にとっては経験が増え、新たな学びにつながったと思います。
その意味でも、インターン制度を設けることには、双方にとって大きな価値があると感じました。
②組合員成果共有&計画立案ワークショップ🎤
この日は組合員のみなさんが集まり、グループワーク実施後、各グループの3年次の半年間の成果発表を行いました。組合全体での販売方法や、花卉栽培グループの海外輸出の夢、組合に所属することで得られるメリットや組合活動の重要性などが話題に上がっており、少しでも生活をよくしたいという組合員のみなさんの熱量を肌で感じることができました!
みなさん温かく迎えいれてくれて嬉しかったです。
③手工芸グループ(花)視察
手工芸グループの活動を見学させていただきました!
この日は朝から月例ミーティングで、オンラインマーケティングについての意見交換が活発に交わされていました。効率的に商品をアピールするため、FacebookやWhatsAppなどのSNSにさらに力を入れていく予定です。
手工芸品としては、レジンの腕輪、草木染めシャツ、オイル、石鹸の4種類があり、すべてに力を入れて販売したいとのこと、熱意を込めて語られている姿がとても印象的でした。
▼手工芸品(レジンの腕輪、草木染めシャツ、オイル、石鹸)


④アグロツーリズム 農園視察
アグロツーリズムを実施している花卉農家さんのところへ。
ジョショール県は花卉栽培が有名で、多くの地元の人々が花を見に訪れるそうです。(近くに遊園地もあるのだとか!)農園に訪れるにあたって、入園チケット制を導入したとのことですが、他の農家さんも同じような取組を始めているそうで、いかに差別化していくか検討を進めています。


⑤日本バングラデシュ文化交流協会(JBCEA)さん視察
スタッフ研修の一環として、ジョショール県で1999年から活動を継続されている日本のNGOをBEDSスタッフとともに訪問させていただきました。
日本バングラデシュ文化交流協会(JBCEA)さんの事務所は、アグロツーリズムを実施している農園の近くにあり、①学校給食 ②手工芸品 ③農業(大豆)を主な活動内容とされています。
ノクシカタと呼ばれる手刺繍の布製品は主に日本人向けに販売されており、厳しい検品のもと生産・販売が行われていました。品質管理担当者がひとつひとつ細かく品質チェックを行っているため、とてもクオリティが高く美しいデザインでした。

▼日本バングラデシュ文化交流協会(JBCEA)のみなさんと意見交換。


▼ノクシカタを制作する女性グループを訪問。作業場は家から近く、20名ほどのグループで協力しながら作業をされていました。


この視察を通して、商品の販売ターゲットをしっかりと定めて品質管理を徹底し、高品質な製品を販売されている点など、本事業に活かしていける学びを多くいただくことができました。
本事業と同じエリアで活動されているJBCEAさんとは、ぜひ引き続き情報交換を行いながら、学ばせていただきたいと考えています。
まとめ
1年次(2023年)から続く手工芸や花卉生産者グループ、組合員の方々のお話を伺い、プロジェクトが非常に良い方向に進んでいることを実感しました。皆さん一人ひとりが、自分の仕事に誇りと情熱を持ち、より良いものをつくろうとする強い意志が感じられました。
また、今回のプロジェクトに共に取り組んでいるBEDSのスタッフの皆さんも非常に熱心で、同じ目線で一緒に進められていることに、大きな感動を覚えました。
おまけ(バングラデシュの台所事情)
今回バングラデシュに初めて渡航して驚いたのはこちら!バングラデシュの包丁です。
バングラデシュの包丁は「ダー」と呼ばれ、包丁は床に座って足で抑えながら、食材を動かして切るのだそう。大きな野菜を切る時は便利そうですが、細かく切るにはコツがいりそう…みじん切りできるまでかなりの修業が必要そうですが、いつかトライしてみたいなと思いました!
みなさんもバングラデシュに行かれた際は、是非見つけてみてくださいね🔪🔪

手工芸グループが草木染めで製作したサリーを着させていただき、貴重な異文化体験となりました。
文責:原田真梨子(事業部・官公庁事業グループ)
