研修の趣旨、講師 

 

 環境教育は、「持続可能な社会の構築」を目指して、学校、地域、家庭等のあらゆる場において行われるものです。複雑化する環境・経済・社会の課題の統合的な解決に向け、持続可能な開発目標(SDGs)等の国際的な動きや、我が国における2050年までに脱炭素社会、循環型社会や自然共生社会の実現を目指す動きの中、環境教育の取組においても、これまで以上にESD(持続可能な開発のための教育)の実践を通して、SDGsの達成に向かう意欲と実践力・行動力を育成していく必要があります。

 学校においては、学習指導要領に基づき、持続可能な社会の創り手となることが期待される児童生徒に、「生きる力」を育むに当たって、主体的・対話的で深い学び(アクティブ・ラーニング)の実現に向けた授業改善を図り、自然環境や資源の有限性等の中で持続可能な社会をつくる等の資質・能力を教科等横断的な視点で育成するとともに、それらを通して、教育課程に基づき組織的かつ計画的に各学校の教育活動の質の向上を図ること(カリキュラム・マネジメント)が求められています。
 地域においては、環境教育等促進法の基本方針で、持続可能な社会づくりに主体的に参加する意欲を育むための「体験活動」を取り入れた環境教育プログラムが重要とされています。地域や民間企業の「体験の機会の場」は「地域や国を越えた交流の拠点」と位置付けられ、「地域循環共生圏」の創造に寄与しています。

 これらを踏まえ、本研修は、SDGsという世界共有の未来の価値を相互に磨き合う協働・共創を通して、持続可能な社会の担い手として、学校や地域における質の高い環境教育・ESDを実践・推進するリーダーとなる人材を育成していくことを目的に開催します。

 

カリキュラム・デザイン・コースの講師

集合型研修/講師派遣型研修

(50音順)

  石田 好広   目白大学 人間学部児童教育学科 教授

  岡本 弥彦   岡山理科大学 教育推進機構教職支援センター 教授

  小澤 紀美子  東京学芸大学 名誉教授

  關口 寿也   東京都多摩市立連光寺小学校 校長

  棚橋 乾   全国小中学校環境教育研究会 顧問

  松井 孝夫   尾瀬高校活性化委員会 専門委員

 

プログラム・デザイン・コースの講師

 

メイン講師は、各研修実施事業者の担当者が担います。上記の講師も1名同行いたします。

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