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【レポート】屋久島・種子島「サマーキャンプ2025-大自然と科学を心に刻む冒険-」(前編) 2025.09.25

8月1日(水)~7日(木)に、屋久島・種子島で「サマーキャンプ2025-大自然と科学を心に刻む冒険-」が実施されました!

集まった屋久島の子どもたちは、小学1年~中学3年まで11名。ひとり親家庭の子には特別参加枠を設けて、そうでない子たちと一緒に、キャンプに参加しました。

1週間にわたる子どもたちの成長の様子をレポートします。前編の今回は、1日目から4日目までのアクティビティーの様子をレポートします。

主催:認定NPO法人HUB&LABO Yakushima

1日目:わんぱくな子どもたちが大集合

初日のお昼、公民館に集合した子どもたち。これから1週間、親元を離れてのキャンプが始まります。

はじめに、NPO法人HUB&LABOYakushima の福元さんことやっくんから、しおりが配られ、1週間の説明がありました。

しおりに目標などを書き込んでいきます

キャンプのサポートをするおとなの紹介が終わったら、いよいよ初日のキャンプサイトへ移動です!!

キャンプ地に到着したら、各々寝床となるテントを組み立てていきます。

キャンプ地に到着したら、各々寝床となるテントを組み立てていきます。

屋久島の子どもたちはとってもわんぱく。この間、木登り、カブトムシ探しもしました。

今回は、関東圏の団体との交流もありました。その団体が夕方に到着する前に、一緒に食べる夕飯の準備をしていきます。

薪集めチーム、火起こしチーム、料理チームに分かれ、作業を進めていきます。今晩のメニューはカレー。

薪集めチームは、調理場の周辺から枝を集めます。

それを火起こしチームが受け取り、炎を燃やします。

料理チームは、材料を切るところから始まります。ここで、たまねぎによる涙を防ぐため、ゴーグルを装着します。

しかし鼻から成分が入ってきて、「痛い!!」となる子どもたちでした。ざんねん。

ご飯を研ぎ、羽釜にセット。

材料を切り終わり、炒めているところで関東圏の子どもたちが到着。子どもたちはすぐに打ち解け、薪集めチームは一緒に集めつつ、遊ぶことも。

子どもたちの努力の結晶であるカレーが完成しました。

夕日が沈む最高のロケーションで夜ご飯!

食べ終わった後の食器は、自分たちで片づけました。

夕飯後も元気が有り余っている子どもたちは、鬼ごっこや星空観察するなどして、交流を深めました。

しおりに思い出を書いて、テントでおやすみなさい。

2日目:島外の子どもたちとの交流

朝ごはんはサンドイッチでした。

関東圏のこどもたちのために、準備をします。

自分で材料を組み合わせて、サンドイッチを作ります!

この日から、班ごとに分かれ行動しました。

本格的に島外の子どもたちと関わる時間。各班の見守り役のリーダーの紹介の後、班のメンバーで自己紹介。

お互いすぐに打ち解け、盛り上がっていました。

今日は、キャンプサイトから歩いて行ける「塚崎海岸」で遊びます。おとなによる海での注意事項の説明を受け、準備体操をしていざ海へ!

ぷかぷか浮いてみたり、海底の石をとってみたり、各々班の中で遊びます。

飛び込む子もいました!

昼ご飯を挟んで、まだまだ元気な子どもたちは海へ、波打ち際で貝殻を集めるチームや、陰と風が当たるところでミサンガを編むチームもいました。

海遊びが終わったら、あっという間に夜ご飯の時間。

買い出し・火起こし・料理の担当に分かれ、子ども全員で作ります。

今晩のメニューは豚汁、羽釜ご飯、さつまあげ、かにかま、そして屋久島名物とびうおです。

工程が多かったですが、無事連携プレーで完成させました。

みんなでいただきます!

食後の片付けまで自分たちで終わらせました。この日は、明日に備えて早めに就寝。

3日目:ウミガメのたまごが還る

朝4時に起床!今日は、ウミガメの観察から始まります。産卵場所まで歩いていきます。

まだ星が見える時間帯です。

2チームに分かれ、それぞれ左右の海岸を探します。

到着時。ちょっと明るくなってきました。

右チーム、奥まで探しましたがいません。左チームも気配なし。

やはり明るくなってからだと遅いのか。諦めかけたその時、赤ちゃんが飛び出してきました!

みんなで触れないように、海まで見送ります。

行っちゃった…となっているときに、さらに2匹の赤ちゃんが出てきました。

子どもたちはウミガメに名前を付けたり、さらなるウミガメを探したり、はたまた波打ち際で海を楽しんだり…それぞれで朝の時間を楽しみました。

キャンプサイトに戻って朝ごはんを食べてエネルギーチャージ。

今日は別の場所で宿泊するため、荷物を片づけました。テントをたたみ、今日必要なものだけ小さなリュックに入れて、後の大きな荷物は車に運びます。

今日はバスに乗って、「西部林道」を探検します。

バスの中ではおしゃべりする子、窓の外を眺め楽しむ子、朝早かったからか、寝る子ども達もいました。

それでも、途中でヤクシカやヤクザルが出てくると、起きてバスから降りて観察し、自然を楽しんでいました。

移動中に車窓から見える圧巻の水平線に、思わず見とれてしまいます。「もののけ姫の森だ!!」と言う子も。

あっという間にお昼になり、「大川の滝」に到着。

岩の上で遊ぶ、水しぶきが降ってくるところで休むなど、それぞれで楽しみました。

今日はここでお弁当をいただきます。雄大な滝を楽しみつつ食べるご飯は格別でした。

ご飯を終えたら、バスに乗り込み、「一湊海水浴場」へ向かいます。

1時間を超える道のり、そしてたくさん遊んだ後だったため、車内はおやすみモード。

海に着いたら、泳ぐ人、陸で遊ぶ人に分かれました。バスでエネルギーチャージできたのか、全力で泳ぐ子どもたち。

陸では陰で休憩しつつ、波打ち際やボールで遊びました。

中には泳いでいる様子を見て触発されたのか、「やっぱ海で遊びたい!!」と、着替えて海に向かう子もいました。

海遊びが終わった子どもたちは、関東チームと一旦お別れ。スーパーで買い出しをし、本日の宿へ移動します。

昨日まではテント泊でしたが、今日から室内での生活です。家事は基本、子どもたちだけでやります。朝と夜、日替わりの洗濯係、掃除係、料理係に分かれ、それぞれ協力して任務を遂行します。

チーム洗濯係は、これまでの洗濯物をネットにまとめたものを回収し、洗濯機を回した後、室内や外に干します。

チーム掃除係は、床や水回りの掃除のほか、お湯はり、食事用の机のセッティングや片づけも担います。

チーム料理係は、夕食の親子丼をつくります。

お米を研ぎ、鶏肉と玉ねぎを切り、卵を割り…。スムーズな作業により、美味しい親子丼が完成しました!

テーブルを囲み、それぞれの成果を褒めたたえます。そしてみんなでいただきます!「今まで食べたので一番」「おかわりしてもいい?」など、親子丼は絶賛の嵐でした。

お皿を洗った後は、お風呂、歯磨きなど身支度を済ませ、今日のふりかえりと明日のスケジュールを確認しました。

それぞれの部屋でおやすみなさい。

4日目:白谷雲水峡の山登り

あっという間に4日目!

昨日の夜分けたチームで、それぞれの業務を担当します。昨日干した洗濯物を回収したり、布団をたたんで掃除したり、朝ごはんを用意したり…。

終わった後は、朝ごはんを食べます。

今日は山登りをするので、朝からしっかり食べます。

ごちそうさまと片づけをした後は、今日の準備をして、車に乗り込みます。車で向かうのは、「白谷雲水峡」。

班ごとに分かれて、トレッキング開始!

大きな岩の上を上ったり、木の上を超えたり、川を渡ったり。屋久島の子どもたちは、みんな来たことがあるようで、すいすい上っていきます。恐るべし体力。

途中の休憩所でお弁当を食べ、さらに上に向かいます。

経験者の屋久島の子どもが、関東から来た子どもたちをリードしていました。

そして目的地である「太鼓岩」に到着!!折角なので、美しい眺めを背後に写真をパシャリ。

トレッキングコースでは水が出ており、そこで水分補給することもありました。「こんなにおいしい水初めて!なんでおいしいの?」と言う子もいました。

景色を楽しんだ後に下山し、ごほうびをもらうため車に乗り込みます。向かった先は「八万寿茶園」屋久島名物の茶葉を使った抹茶ソフトクリームをいただきます。

運動後のアイスはしみるぜ!!といわんばかりに、ソフトクリームに飛びつく子どもたち。

宿に戻ったら、お仕事開始です。

料理係担当の今晩のメニューは、お好み焼きです!掃除係が机とホットプレートを用意し、自分たちで焼いていきます。

大人用も焼いてくれました。

この日はお誕生日の子がいたため、みんなでお祝いもしました。

おめでとう!

身支度を済ませ、明日の確認をして、4日目終了です。おやすみなさい!

・・・後半へ続く・・・

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