事務局日誌

「市民のための環境公開講座」パート1第1回『国がなくなる?!―地球温暖化・気候変動最前線から・キリバス共和国―』

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みなさん、こんにちは!CSOラーニング生のリセイです。

「市民のための環境公開講座2017年」が今年も始まりました!

パート1「海から見た環境問題」第1回は、キリバス共和国名誉領事・大使顧問 ケンタロ・オノ氏をお招きし、『国がなくなる?!―地球温暖化・気候変動最前線から・キリバス共和国―』というタイトルでご講演いただきました。

 

今回の講座を通して、私はケンタロ・オノさんがもう一つの母国とするキリバスに対する愛情と、豊かに暮らしている先進国の人々の環境保護意識を喚起しようという熱意に強く感心しました。さらに、地球温暖化がキリバス人に与える残酷な危害を実感しました。

 

ケンタロ・オノ氏のおかげで、私はキリバスという国を初めて知りました。そして、キリバスの国旗が私の目に映ってきました。

 

輝く太陽が海面から上昇しつつ、カモメが海の上をぐるぐると飛んでいます。これだけで、穏やかで、のんびりと暮らしているキリバス人の幸福が実感できます。

 

しかし、近年、地球温暖化や気候変動などの影響を受けて、海面上昇でキリバスの国土が何十年後には沈没する恐れがあることをケンタロ・オノさんに教えて頂きました。

 

【温暖化ガス排出量最小国なのに、最前線被害国になった】

私にとって、一番印象に残っていたのはケンタロ・オノさんがおっしゃった「キリバスは温暖化ガス排出量最小国なのに、最前線被害国になった」ということです。キリバスにおいて、2014年に一人当たりの温室効果ガス排出量はたった0.6t、わずか世界全体の0.0002%です。つまり、アメリカ、日本などの先進国と比べて、キリバスはそんなに温室効果ガス排出してないのに、一番早く地球温暖化の悪い影響を受けています。それはあり得ないでしょう。豊かに生活している私たちは真剣に反省すべきでしょう。

 

【環境問題は実は人間の問題だ】

「地球温暖化、気候変動はよく政治問題、科学問題だと多くの先進国に見られているが、実は人間の問題です」とケンタロ・オノさんはおっしゃいました。私は驚いて、考え始めました。現在、環境問題を解決するために、政治面からもいろいろな対策に取り組んでいます。でも、良く考えれば、最も必要なのは日常生活においての人々の努力ではないでしょうか?大気汚染、災害の頻発など、それぞれの問題は人間が自然に手を加えたことによって引き起こされています。環境に影響を及ぼすのを問わず、自らの欲望を満たせば満たすほど、必要以上のものを消費して、それによる満足感を追及しています。結局、環境問題を起こしつつ、人間の健康をはじめとして、飲用水、食べ物、住む場所に至るまで、悪い影響を与えています。それぞれの環境問題を根本的に解決するのは、人間自身しかできないでしょう。

 

【おわりに】

現在、国土水没で国を失う恐れがあるのはキリバスだけではありません。ツバル、モルデイブ、マーシャル諸島も深刻な存亡危機を直面しなければなりません。ところが、ケンタロ・オノさんは「人間が起こした問題だからこそ、人間が解決できる」ということを信じています。それも私の心に衝撃を与えました。温暖化を引き起こした我々は、それぞれの国で起きていることをちゃんと理解して、自分のこととして思ってほしいです。そして、当地の人々と協力して、みんなの力であの美しい島々を守っていきたいと私は思っています。

 

 

CSOラーニング生  リセイ