講師紹介
講師・ゲストスピーカーの本
末吉里花 著『はじめてのエシカル――人、自然、未来にやさしい暮らしかた』(山川出版社,2016)
エシカルって何だろう? そんなふうに思っていらっしゃる方に、ぜひ手にとっていただきたい一冊ができました。
途上国の状況、地球の現状を伝え、「世界ふしぎ発見!」のミステリーハンターだった著者の半生を追いながら、エシカルファッションやフェアトレードなど、実際の生活に取り入れていくための方法と展開し、なぜ、今エシカルか、という概説を含み、さらにちょっとしたところから始められるエシカルライフのコツを伝えます。
末吉里花 著『じゅんびはいいかい?: 名もなきこざるとエシカルな冒険』(山川出版社,2019)
地球の環境は今 とり返しがつかないかもしれない ギリギリのところまできてしまっている・・・。
「地球のピンチじゃ。人間たちに知らせて来るがよい」お父さんざるからそう告げられ、特別な力をもらった 名もなきこざるが冒険に連れていってくれます。
本書は森や林を守りながら作られたことを示すFSCの認証を受けており、 内容だけでなく絵本全体からSDGs(持続可能な開発目標)についての学びにも役立ちます。
日本環境教育学会 編『事典 持続可能な社会と教育』(教育出版,2019)
本事典は、諏訪哲郎、川嶋直が中心になって編集し、関連する5つの学会や団体に執筆協力を呼び掛けて作成しました。多岐にわたる141項目を、それぞれの専門家が執筆しており、信頼度の高い深みのある内容となっています。
[持続可能な社会の構築][気候変動とエネルギー][生態系と物質循環][社会的・文化的課題][地域をめぐる課題と取り組み][行政・産業界等の取り組み][教育政策の課題]などについて幅広く取り上げており、何が課題であり、今、何をするべきかを考えるための1冊です。
『たったひとつの海』(ジャパンGEMSセンター,2004)
このプログラムでは、海が地球環境にとってどれほど重要であるかを学びます。リンゴを地球に見立て、少しずつ切り分けていきながら、自分たちが住んでいる土地が地球上でどれだけ希少か、さらに海のごく一部に海洋資源が集中していることを体験的に気づいていきます。
次に、本物のイカを解剖することで、生物がどのように環境に適応しているのかを考えます。そして、漁業によって生じている種の危機や海洋資源の犠牲といったことについて理解を深めていくのです。海をテーマにしていますが、幅広く複雑なトピックをわかりやすく取り上げています。

川嶋直 著『KP法 シンプルに伝える紙芝居プレゼンテーション』(みくに出版,2013)
KP法(紙芝居プレゼンテーション法)は、紙と黒板・ホワイトボードがあれば、どこでもいつでも始められるプレゼンテーション法であり、思考整理法です。そのシンプルさと効果から、全国の先生方がKP法を活用したアクティブラーニングを展開しています。
KP法の利点や方法と、そのベースになる人と人とをつなぐコミュニケーションのポイントを、初めての方でも理解できるようにイラストや写真を使って、わかりやすく解説しているKP法の入門書です。