環境リーダーシップ講座

各講座のご案内

一般講座 

【第1回 日程:2021年8月19日(木)18:30〜20:00】

「生物多様性概論 ~なぜ生物多様性が重要なのか~」 
 講師 名取洋司さん

講座を始めるにあたり、環境・生物保全の基礎となる考えを学びます。現在地球環境は激変しており、生態系の劣化や生物の絶滅が進んでいます。私たちは、自然から多くの恵みをもらっており、自然とのつながりの中で生きています。この講座では、特に動物や植物等の豊かさを示す「生物多様性」とはなんなのか、現在どのような状況にあるのか、また生物多様性が私たちにもたらしてくれるもの、そして生物多様性を保全する意義について学びます。当日は講義だけではなく、学生インターン2名も登壇し、講師への質問を通した学びを深める時間も設けています。

名取洋司さん(なとりようじ)

国際教養大学 国際教養学部 グローバルスタディズ課程 准教授。(一社)コンサベーション・インターナショナル・ジャパン顧問。大学より現在に至るまで、一貫して生物多様性に関わる研究・政策提言に携わる。(財)自然環境研究センター、(財)日本生態系協会にて、森林に関する国際議論の調査および国内の野生生物調査、自然環境保護管理計画、気候変動対策立案などに携わる。

【第2回 日程:2021年8月30日(月)18:30〜20:00】 

「持続可能な社会のために~企業が取り組むサステナビリティとは~」 
 講師 藤田香さん
 ファシリテーター 日比保史さん

企業が行う環境活動は、CSRという名で有名ですが、最近では「サステナビリティ」と名前が変わりつつあります。これは、自然環境、経済、人間の生活が調和を取りながら、持続的に発展していくということです。短期的な利潤を追求するだけではなく、未来を見据えた発展を目指す必要があります。ここでは、現在行われている企業活動や様々なステークホルダーとの協働の取り組みを通じて、環境と経済、自然資本について考えます。

藤田香さん(ふじた かおり)

日経ESGシニアエディター ・東北大学教授 日経BPで「ナショナルジオグラフィック日本版」の副編集長を務め、世界の自然や日本の森川里海を数多く取材・執筆した。その後、企業向け環境経営誌「日経エコロジー」の編集委員や国際シンポジウムなどのプロデューサーなどを経て、現職。生物多様性・自然資本、持続可能な調達、ビジネスと人権、SDGs、ESG投資、地方創生を追っている。『SDGsとESG時代の生物多様性・自然資本経営』(著)、『SDGsスタートブック(子供向けSDGs副教材)』(監修)などの著書がある。環境省中央環境審議会委員やSDGsステークホルダーズ会合委員、富山市SDGs未来都市戦略委員を務める。富山大学客員教授。2021年から東北大学教授も兼任。

日比保史さん(ひびやすし)

コンサベーション・インターナショナル(CI)ジャパン代表理事。野村総合研究所、国連開発計画を経て、2003年より現職。CI本部アジア政策担当バイスプレジデントを兼務。気候変動、生物多様性、持続可能な開発 などの分野で、政府や企業との連携、政策提言に取り組む。国際機関や政府の委員を多数務める他、企業の環境/CSRアドバイザーも務める。上智大、学習院大などで非常勤講師。米デューク大学環境大学院修了。

 

【第3回 日程:2021年9月2日(木)18:30〜20:00】

「現場に寄り添うということ~NGOが実施する環境保全~」

講師 
榎本明子さん(
一般社団法人コンサベーション・インターナショナル・ジャパン   オペレーションズ ・マネージャー)
安田美香さん(一般社団法人バードライフ・インターナショナル東京 プログラム・オフィサー)
矢田誠   (公益社団法人日本環境教育フォーラム インドネシア事務所所長)
 
ファシリテーター
瀬尾隆史  (公益社団法人日本環境教育フォーラム シニアアドバイザー)

現在環境破壊が世界で起こっていると同時に、環境を守ろうとする人々や団体があります。しかし、ただ単に資金を援助したり、日本の知識を提供するだけでは、問題解決にはつながりません。地域にあった対策を行う必要があるのです。ここでは、コンサベーション・インターナショナル・ジャパン、バードライフ・インターナショナル東京、日本環境教育フォーラムが協働しておこなったSATO YAMA  UMIプロジェクトの事例を通して、担当者から「パートナーシップの在り方」や「人材育成」などについてリアルな現場の声をお伝えします。

 

【第4回 日程:2021年9月9日(木)18:30〜20:00】

「身近な環境を守りたい~住民が行った保全活動とその後~」 
講師 永井祐紀さん 星野奈々さん   
     

生物多様性を考える上で忘れてはならないのが、そこに住む我々住民です。
この講座では、1970年頃から干潟の埋め立てが行われ、市民団体の保護活動によって埋め立てが中止された谷津干潟の事例をご紹介します。住民が主導となり行われた保全活動、またその活動によって守られた地域が現在どのような発展を遂げているのかについてスポットを当てます。

永井祐紀さん(ながい ゆうき)

NPO法人生態教育センター主任指導員 習志野市谷津干潟自然観察センター副所長 2005年から千葉県習志野市谷津干潟自然観察センターに勤務。東京湾の埋め立てから免れた谷津干潟を環境教育(CEPA活動)の拠点とし、干潟のワイズユースに取り組みための、教育プログラムや教材開発、人材育成、地域協働、交流活動、干潟保全に取り組みつつ、谷津干潟・渡り鳥と干潟生物・東京湾の現状や課題、開発のあり方など人間の関与の重要性を発信中。

星野奈々さん(ほしの なな)

NPO法人生態教育センター 習志野市谷津干潟自然観察センター チーフレンジャー 千葉県習志野市で育ち、幼い時から家のそばにある谷津干潟の自然に親しむ。2002年12月より習志野市谷津干潟自然観察センターに勤務。ラムサール条約登録地となったふるさとの谷津干潟の魅力を様々な世代に伝えるため、環境教育や次世代の人材育成、ボランティアコーディネートなどの業務を担う。

 

【第5回 日程:2021年9月16日(木)18:30〜20:00】

「多様なキャリアパスについて~私がこの仕事を始めたきっかけ~」

環境保全や生物多様性にかかわる活動や仕事は、多種多様です。またそこで働く方の経歴も様々です。
この講座では、環境にかかわる仕事をしている企業、行政の方々をお招きし、私たちNGOと多様なキャリアパスについてお話を進めます。この講座はZOOMミーティング形式で行い、後半はブレイクアウトルームに分かれ登壇者と交流の時間を設けます。

登壇者
松本由利子さん(一般社団法人コンサベーション・インターナショナル・ジャパン シニア・プログラム  ・コーディネーター)
安田美香さん   (一般社団法人バードライフ・インターナショナル東京 プログラム・オフィサー)
矢田誠      (公益社団法人日本環境教育フォーラム インドネシア事務所所長)

      登壇者は随時こちらに更新いたします。

【第6回 日程:2021年9月30日(木)18:30~20:00】

「環境コミュニケーション~マルチステークホルダーをつなげる技術~」 
講師 上田壮一さん  
            

ここまでマルチステークホルダーの活動や協働事例を見てきました。問題を解決するには、協働は不可欠です。
しかし、環境問題の多くは、利害関係が複雑に交錯しており、解決は容易ではありません。そこで、関係者がそれぞれの立場や意思を共有すること、つまり「環境コミュニケーション」がとても大切になってきます。ここでは、環境コミュニケーションとはなにか、なぜ必要なのか等を見ていきます。

上田壮一 さん(うえだ そういち)

Think the Earth 理事。2001年に『Think the Earth』を設立。『百年の愚行』や『1秒の世界』などの書籍をはじめ、携帯アプリケーション「live earth」なども手掛けている。

 

【第7回 日程:2021年10月7日(木)18:30~20:00】

「事業実施の際の注意点~よりよい成果を生むために~」

講師 
松本由利子さん(一般社団法人コンサベーション・インターナショナル・ジャパン シニア・プログラム・コーディネーター)
安田美香さん   (一般社団法人バードライフ・インターナショナル東京 プログラム・オフィサー)
矢田誠      (公益社団法人日本環境教育フォーラム インドネシア事務所所長)

ファシリテーター 
山口泰昌       (公益社団法人日本環境教育フォーラム 海外事業グループリーダー)

もしあなたが環境保全のプロジェクトを実施することになった場合、多くの問題に直面するかもしれません。
ひとえにプロジェクトを実施するといっても、留意すべき点が多くあり、注意を払わないことにより、プロジェクトの進行が滞ったり、プロジェクトのその後に悪影響があったりします。ここでは、海外でのプロジェクトの事例を通して、実施の際に注意したい点を総合的に学んでいきます。

 

特別講座 

【第1回 日程:2021年10月14日(木)18:30〜20:00】

「聞き書き」手法演習                 
 講師  吉野奈保子さん 

話し手の言葉を記録し、その人の人生、経験、人柄や語り口を伝えていく「聞き書き」という手法があります。
話し手の人生経験から生まれた言葉には様々な活動を実施するうえで必要なヒントが隠されているかもしれません。この講座では、そんな「聞き書き」の手法について学びます。

吉野奈保子さん(よしの なほこ)

共存の森ネットワーク 理事・事務局長 出版社勤務の後、1991年より民族文化映像研究員署員として、日本各地の農山漁村の生活文化を調査。2002年より「聞き書き甲子園」の運営を担当している。以前の環境リーダーシップ講座の同名のコマを担当。

 

【第2回 日程:2021年10月21日(木)18:30〜20:00】    

「パーム油のはなし~地球にやさしいってなんだろう?~」    
 講師 八木亜紀子さん

ポテトチップス、チョコレート、カップラーメン、アイスクリームなどの原料にもなっているパーム油を通して、生産国で起こっている問題を知り、その問題の構造や、さらに私たちの消費社会とのつながりを理解し、何ができるかを学ぶワークショップです。また、ステークホルダーの関係性についても考えていきます。

八木亜紀子さん(やぎあきこ)

開発教育協会 職員。静岡県出身。大学時代に国際ワークキャンプに参加したことをきっかけに、ボランティアや市民活動の世界へ。国際協力NGOや中間支援組織を経て、2007年よりDEARの職員となる。広報や教材作成、ワークショップのファシリテーターなどを務めている。2017年度よりアジア太平洋資料センター(PARC)理事。

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