各講座のご案内
一般講座
【第1回日程:2021年8月19日(木)18:30〜20:00】
この回のお申込みは8月18日(水)17時締切です
「生物多様性概論 ~なぜ生物多様性が重要なのか~」
講師 名取洋司さん
講座を始めるにあたり、環境・生物保全の基礎となる考えを学びます。現在地球環境は激変しており、生態系の劣化や生物の絶滅が進んでいます。私たちは、自然から多くの恵みをもらっており、自然とのつながりの中で生きています。この講座では、特に動物や植物等の豊かさを示す「生物多様性」とはなんなのか、現在どのような状況にあるのか、また生物多様性が私たちにもたらしてくれるもの、そして生物多様性を保全する意義について学びます。当日は講義だけではなく、学生インターン2名も登壇し、講師への質問を通した学びを深める時間も設けています。
【第2回 日程:2021年8月30日(月)18:30〜20:00】
「持続可能な社会のために~企業が取り組むサステナビリティとは~」
講師 藤田香さん
ファシリテーター 日比保史さん
企業が行う環境活動は、CSRという名で有名ですが、最近では「サステナビリティ」と名前が変わりつつあります。これは、自然環境、経済、人間の生活が調和を取りながら、持続的に発展していくということです。短期的な利潤を追求するだけではなく、未来を見据えた発展を目指す必要があります。ここでは、現在行われている企業活動や様々なステークホルダーとの協働の取り組みを通じて、環境と経済、自然資本について考えます。
【第3回 日程:2021年9月2日(木)18:30〜20:00】
「現場に寄り添うということ~NGOが実施する環境保全~」
講師
榎本明子さん(一般社団法人コンサベーション・インターナショナル・ジャパン オペレーションズ ・マネージャー)
安田美香さん(一般社団法人バードライフ・インターナショナル東京 プログラム・オフィサー)
矢田誠 (公益社団法人日本環境教育フォーラム インドネシア事務所所長)
ファシリテーター
瀬尾隆史 (公益社団法人日本環境教育フォーラム シニアアドバイザー)
現在環境破壊が世界で起こっていると同時に、環境を守ろうとする人々や団体があります。しかし、ただ単に資金を援助したり、日本の知識を提供するだけでは、問題解決にはつながりません。地域にあった対策を行う必要があるのです。ここでは、コンサベーション・インターナショナル・ジャパン、バードライフ・インターナショナル東京、日本環境教育フォーラムが協働しておこなったSATO YAMA UMIプロジェクトの事例を通して、担当者から「パートナーシップの在り方」や「人材育成」などについてリアルな現場の声をお伝えします。
【第4回 日程:2021年9月9日(木)18:30〜20:00】
「身近な環境を守りたい~住民が行った保全活動とその後~」
講師 永井祐紀さん 星野奈々さん
生物多様性を考える上で忘れてはならないのが、そこに住む我々住民です。
この講座では、1970年頃から干潟の埋め立てが行われ、市民団体の保護活動によって埋め立てが中止された谷津干潟の事例をご紹介します。住民が主導となり行われた保全活動、またその活動によって守られた地域が現在どのような発展を遂げているのかについてスポットを当てます。
【第5回 日程:2021年9月16日(木)18:30〜20:00】
「多様なキャリアパスについて~私がこの仕事を始めたきっかけ~」
環境保全や生物多様性にかかわる活動や仕事は、多種多様です。またそこで働く方の経歴も様々です。
この講座では、環境にかかわる仕事をしている企業、行政の方々をお招きし、私たちNGOと多様なキャリアパスについてお話を進めます。この講座はZOOMミーティング形式で行い、後半はブレイクアウトルームに分かれ登壇者と交流の時間を設けます。
登壇者
奥田青州さん(環境省自然環境局自然環境計画課 生物多様性戦略推進室 室長補佐)
森高雪菜さん(東京ガス ソリューション共創部)
名取洋司さん(国際教養大学 国際教養学部 グローバルスタディズ課程 准教授)
松本由利子さん(一般社団法人コンサベーション・インターナショナル・ジャパン シニア・プログラム ・コーディネーター)
安田美香さん (一般社団法人バードライフ・インターナショナル東京 プログラム・オフィサー)
矢田誠 (公益社団法人日本環境教育フォーラム インドネシア事務所所長)
【第6回 日程:2021年9月30日(木)18:30~20:00】
「環境コミュニケーション~マルチステークホルダーをつなげる技術~」
講師 上田壮一さん
ここまでマルチステークホルダーの活動や協働事例を見てきました。問題を解決するには、協働は不可欠です。
しかし、環境問題の多くは、利害関係が複雑に交錯しており、解決は容易ではありません。そこで、関係者がそれぞれの立場や意思を共有すること、つまり「環境コミュニケーション」がとても大切になってきます。ここでは、環境コミュニケーションとはなにか、なぜ必要なのか等を見ていきます。
【第7回 日程:2021年10月7日(木)18:30~20:00】
「事業実施の際の注意点~よりよい成果を生むために~」
講師
松本由利子さん(一般社団法人コンサベーション・インターナショナル・ジャパン シニア・プログラム・コーディネーター)
安田美香さん (一般社団法人バードライフ・インターナショナル東京 プログラム・オフィサー)
矢田誠 (公益社団法人日本環境教育フォーラム インドネシア事務所所長)
ファシリテーター
山口泰昌 (公益社団法人日本環境教育フォーラム 海外事業グループリーダー)
もしあなたが環境保全のプロジェクトを実施することになった場合、多くの問題に直面するかもしれません。
ひとえにプロジェクトを実施するといっても、留意すべき点が多くあり、注意を払わないことにより、プロジェクトの進行が滞ったり、プロジェクトのその後に悪影響があったりします。ここでは、海外でのプロジェクトの事例を通して、実施の際に注意したい点を総合的に学んでいきます。
特別講座 ※特別講座はお申込みを締め切りました。
【第1回 日程:2021年10月14日(木)18:30〜20:00】
「聞き書き」手法演習
講師 吉野奈保子さん
話し手の言葉を記録し、その人の人生、経験、人柄や語り口を伝えていく「聞き書き」という手法があります。
話し手の人生経験から生まれた言葉には様々な活動を実施するうえで必要なヒントが隠されているかもしれません。この講座では、そんな「聞き書き」の手法について学びます。
【第2回 日程:2021年10月21日(木)18:30〜20:00】
「パーム油のはなし~地球にやさしいってなんだろう?~」
講師 八木亜紀子さん
ポテトチップス、チョコレート、カップラーメン、アイスクリームなどの原料にもなっているパーム油を通して、生産国で起こっている問題を知り、その問題の構造や、さらに私たちの消費社会とのつながりを理解し、何ができるかを学ぶワークショップです。また、ステークホルダーの関係性についても考えていきます。