村田 朱里
桜美林大学 4年

 清里でとても素敵な七日間をすごすことができた。まず、この講座で特に学んだ二点について書いてみようと思う。

* 自分自身について

 環境教育を学ぶことが今回参加した主な目的だったが、意外にも最も発見したのは自分自身についてであった。植物、昆虫、建築、エコツーリズム、福祉・・・等、各自の興味や研究対象のあるメンバーの中で、では私はどうなのだろうと振り返った。アクティビティーで森の中へ入るとやたらと「色」を基準に葉や枝や森のものを集める自分に気がついた。「森あそびクラブ」で実施当日ももちろん楽しんだけれど、やっぱり企画の段階でああでもないこうでもないと議論する時間が一番おもしろく感じた。自分のちょっとした発言で自己嫌悪になっていたり、でも数分後には何かに大笑いしていたり・・・いつのまにかに小学生くらいの自分に戻っていた。久々に素の自分と対面したような気分だった。

* 場の雰囲気づくり

 この講座で主に使ったハリスホールは初日から我が家のように居心地がよかった。いつもボサノバなど心地のよい音楽が流れていて、コーヒー・紅茶などのセルフサービスがあり、ふかふかのソファ、陽だまりのようなこたつがあった。何気なく、細部まで気配りがあって居心地のよい空間がつくられていた。それはスタッフの方の対応も同じで、何気なく、でも本当は私たちのことを細かく気配りしていただいた。そのおかげで私たちも笑いのたえない輪をつくることができた。そして「森あそびクラブ」を実施する過程でもアイスブレイキング、声かけ、ユーモアなど細部の気配りの重要性を理解することが出来た。

 私は将来、「人が自分と異なる誰か(何か)に出会い、ともに時間を過ごす中で、違いを面白いと思い、共通点に驚き、絆がうまれる」というような体験を後ろで企画・運営するようなことをしてみたいと思っている。今回はそういった体験の参加者・実施者の両方の体験をすることができた。まだほんの入り口を覗いただけだけれども、その奥でもっとわくわくする体験が待っていることを知ってしまった。

 草原に寝転がって見た満天の星空、ナイトハイクで感じた風が走っていくような体感、食卓を囲んで・火を囲んでの人の輪の感覚を私は忘れないでしょう。

出逢えた参加者のみんな、キープのみなさん、バックアップしてくださった方々、すべての方に感謝しています。ありがとうございました。


森 美佑紀
宇都宮大学 4年

 はじめにこの7日間は、自分と自然を考える上で、とても充実したものでした。今回の講座の最初にやった、「自分史・自然史」は、自分にとっていろいろな意味で考えさせられるものでした。この「自分史・自然史」を書くことで今こうして自然が好きで、自然の中で活動したいという気持ちを持っているということが、実は小さい頃の自然体験がとても大きく影響しているのだなとあらためて感じました。また私の育った環境、両親、祖父母、友だちに感謝することもできました。自然が好きということは、環境教育に自分が関っていく時の一番の源になることだろうなと感じました。

 この7日間の講義や自然体験を通して、自分の中に「環境教育」に対する思いとか、「インタープリテーション」に対する思いとか、今ここに集まってきた仲間に対する思いとかが、どんどん浮かんできて、それについてみんなとじっくり話しあえて、本当によかったと思っています。自然や人とふれあうことで、自分自身を振り返り、考えられるような貴重な時間を過ごせたということは、私にとってとてもプラスになりました。アクティビティ作りでグループで話し合ったり、アクティビティの実施を通して、自分の思いを言葉にして相手に伝えるということは、とても難しいことだと感じました。しかしそれと同時に、言葉にするということではじめて自分はこんなことを考えていたのだと、発見することができました。

 私ははじめてインタープリターという職業を知ったとき、自然のことを何でも知っている専門家だと思いました。私は大学で、環境について専門的に学んでいるわけではないので、講習中も自分には何ができるのだろう?できることはあるのだろうかと常に考えていました。しかし集まってきた仲間もみんな専門分野が違い、それぞれの分野から環境教育にアプローチしているのだなということがわかりました。またスタッフの方々のお話しを聞いて、インタープリターとは特別なものではなく、誰もができることで、まずは自分のできることからやればいいんだと気付くことができました。環境教育と一言で言っても、とても広いし、深いと思います。いろんな分野とのつながりもあります。これからもっと勉強して、知識を増やしていくことももちろん重要ですが、自然が好き、人が好き、そして伝えたい!という気持ちがあることが一番大切なのかなと強く感じました。

 今後自分がどんな形で環境教育にアプローチしていけるか、まだ考え中ですが、多くの子どもたちに自然っていいな、大好きだ!という気持ちを持ってもらえるような活動ができたらいいなと思います。それは最初にも書きましたが、小さい頃の自然体験が成長して、自然を考える時に必ずプラスになるということを実感したからです。

 今後も自分の自然に対する思いを大切にしながら、やりたいことにどんどんチャレンジして、自分の可能性を見つけていきたいと思います。いろんな世界を知って、たくさんの人と出会い、いろいろな考え方を学び、環境教育の視野を広げていければなと思います。

 最後にこのような貴重な機会を与えてくださった関係者の方々、本当にありがとうございました。この7日間の貴重な体験を、次のステップにつなげていけるよう、これからも頑張っていきます!!


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