![]() |
関野 摩衣子 大妻女子大学 3年 今回、森の人づくり講座に参加させていただき、たくさんの人と出会い、多くのことを学ぶことができました。環境教育については勿論の事、参加者のメンバーの考えを聞くことにより、自分の将来のことを考えるきっかけにもなりました。 私は、将来幼稚園教諭になりたいと思っている。環境教育に興味を持ったのも、児童教育がきっかけで、次代を担う子どもたちに、自然の良さを知ってもらいたい、そして、その子どもたちが、また自分の子どもたちに教えていってほしいという願いからだ。 講座の2日目に、清里の自然を満喫するハイキングに出かけ、そこで多くの不思議と驚きに出会い、つくづく自然の面白さを感じた。また初めて夜の森に入り、森はこんなにも暗く恐ろしい顔を見せるのかと驚き、昼間には見せない夜の森の一面を見ることができた。 最近の子どもたちは夜の森を知らない。夜の森へ行けば沢山の虫に出会えることはわかっている、大好きなカブトムシは夜に行動することも知っている、しかし、実際に夜の森へ入ったことのない子どもがほとんどだ。そんな状態に私は疑問を感じていた。 また今、どこの家庭にもテレビはあって当たり前の時代である。テレビでなくても本を開いたりパソコンを開いたりすると、ほとんどの情報が手に入る。とても便利になった反面、自分の目で確かめるということをしなくなってきている。そんな時代に育った子どもたちは、森について、また、自然について、他人事のように考えるだろう。環境汚染がしきりに叫ばれている今、環境問題を知らない子どもはあまりいないだろう。学校でも環境汚染が進行するとどのような結果になるのか教えているはずだ。しかし、皆、他人事である。それでは教えている意味がないのではないか、ただ単に結果を教えるのではなく、それをどう改善していけばいいのかを、子どもたちと一緒に考えることが必要であると思う。 そのためには、まず自然と触れ合い、自然を身近に感じ、その自然を好きになってもらうことが必要だと思う。小さい頃から自然と触れ合うということは、環境教育においてとても大切なことだ。だからこそ、幼稚園の教諭になり、子ども達が自然と触れ合う機会を沢山作りたいと思う。この講座で「家に帰ってからも」ということを強く感じた。ここだけで終わらせてはいけない、家に帰ってからも経験したことをもう一度体験して欲しいと思う。それが、身近に感じることの第一歩なのではないだろうか。 そこで私は、遠くの森へ行くことは困難かもしれないが、都会でも見つけられる、公園や道ばたからも自然を感じて欲しいと思った。その限られた自然の中で、いかに子どもたちと楽しめるかというのが今後の課題である。身の回りの自然を通し、子ども達が五感で感じられる、そんな自然を教えられるようになりたいと思う。 その第一歩として、今、幼稚園教諭になるための勉強をしている。 |
![]() |
武田 ゆかり 法政大学 2年 “環境教育”のイメージ。環境のことを教育する、他人に何かを教えることは「怖い」と思っている自分がいた。もし答えられない質問をされたら…、参加者が途中で飽きてしまったら…なんて場面を考えると不安であったし、第一、自分が何を伝えたくてそれをやりたいのかよく分からなかった。けれどもいつの日にか自分も、自然と人間とをつなぐことができるような魅力的な人に、そして子どもから大人まで知らぬ間に夢中になってしまうような環境教育のプログラムをつくりたいと思っていた。 今回の講座では、とにかく実体験を通すことで、今まで分かっていたようなつもりでいた“言葉”や“考え方”、“理論”のようなものが全く違った感覚として入ってきた。私にとって最大のハイライトであった5日目の「親子で森遊びクラブ」プログラムの実施では、初めて子どもたちを目前にして、森の中で五感を使って思いきり楽しんでもらうことに チャレンジした。そこで私は、何かを教えるのが「怖い」というよりももっと底にある大切な思い、「伝えたい」という思いに出会った。しかも机上ではなく子ども達を目前にして!それは純粋に自然の中にいることってこんなに気持ちがいいんだよ!楽しいんだよ!ということを伝えたい自分も、同時に発見した瞬間だった。それでも子ども達に伝えられたのは本当にごく小さなことで、逆にものすごい想像力と元気なパワーに圧倒され、私の方がよりたくさん、子どもたちの伝えてくれたメッセージを吸収していた。 今、環境問題が山積みの世の中で、確実に一人一人が今までのパラダイムを転換し、暮らしていかなくてはならなくなっている。しかしそのような暮らしは同時に、そうありたい、と心の中では望んではいても実行できないだけではないか?そう思ってしまう。私はこれから、敢えて言うならば自分の身の回りの環境を考えられる「余裕」をつくる人になりたい。一番の理想は、全く関心を持っていなかった人が知らぬ間に環境について真剣に考えてしまっていたよ、となること…かもしれない。そのためには全ての人に共通する「人として気持ちよく生きる」ことを考えていたいし、嬉しい気持ちを抑えきれなくなるようなうずうずとした心地よさみたいなものを、その場に生み出せるような活動がしてみたい。 もし、もっともっと多くの人に環境問題を考えるきっかけになる始まりの場があったら、どれだけ広がっていくだろう…?全国から20人の学生が清里に集い、新たな出会いが生まれ、お互い支えあい、それぞれの夢を育て繋がっていったように、「偶然の出会い」から始まる環境教育の場を創っていけたら…と思っている。 |
このホームページに掲載の文章、写真、イラスト、映像の無断転載、無断使用を禁じます。
Copyright 2004 JEEF. All rights reserved. J.E.E.F.