川の楽しみ
広い河原のある大きな川、小さな街の中の静かな流れ、山奥深く苔むした源流の冷たい沢など、川には様々な表情があります。水のある風景は人の心をなごませてくれます。
そして自分が大きな自然の中のひと粒の命であることに気づかせてくれたりします。
しかし、その川を楽しむために、知っておかなければならないことがたくさんあります。

川の安全について
現代の私たちの生活の多くは都市の中での便利なものになり、自然と直にふれる機会がとても少なくなってきました。山、川、海など大きな自然の素晴らしさと恐さを体験的に知るということは、一人の人間としてとても大切なことだと思います。自然は人間を包んでくれる優しさをもっているし、同時に命を奪ってしまうような力ももっています。
川の何が危険なのかをまず知ることが大切です。ただ漠然と恐いと思っているより自分の体で川の水の温度、流れの強さなどを体験してみることでしょう。
近年は川の事故が頻繁に起き、川の危険性が叫ばれていますが、どうしたら楽しく安全な川遊びができるのかを考えてみましょう。
プールでは泳ぎに自身のある人でも川の流れにいきなり入ると、あわててしまいパニックに陥ることもあります。
思ったよりもずっと冷たい。流れがあって行きたくない方向に流されてしまう。深さがわからずに足が立たず水を飲んでしまう。危険なころび方をしてしまう。渡ろうと思ったけれど水の力が強くて動きがとれなくなる。子供や他の人が流されて助けようとしたがどうしたらいいのかなど、わからないことや知らないことが数えきれないほどあります。
そうした意味で川を良く知り、いざという時に行動できる心得をもつことはとても大切です。人を川に連れて行く時、その場所、遊び方、人数が、安全を確保するためにふさわしいものであるかどうか、また指導者の技術、服装や装備などについても冷静に考えてみましょう。
川だけではありませんが、自然の中での活動をする時には天候や一人ひとりの体調、また当日のフィールドのコンディションの把握が必要です。
川でいえば、当日の水量や濁り具合、水温などです。活動の前には下見をし、当日の状態が平常と違うかどうか、なども知る必要があります。
専門の救助員でなくても川の危険をある程度理解していることにより、無謀な活動計画を立てずにすみます。
安全確保や救助の技術を身につけたい方のための講習会もありますので、受講されることをおすすめします。
川の安全Q&A