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「市民のための環境公開講座」パート1第2回『駿河湾の深海生物を世界のアイドルに!』 2017.08.07

 

みなさん、こんにちは!CSOラーニング生のリセイです。

「市民のための環境公開講座」パート1「海から見た環境問題」

第2回は7月11日(火)に開催されました!

今回は沼津港深海水族館・館長の石垣幸二氏をお招きし、『駿河湾の深海生物を世界のアイドルに!』というタイトルでご講演いただきました。

 

今回の講座では、海の生き物に愛情を抱いている石垣さんは自分自身の体験を気楽に語り、シーラカンス、ミツクリザメ、などの珍しい深海生物を受講者に紹介しました。そして、みなさんに深海生物に対する関心を持つことを呼びかけ、環境保全を唱えました。中国西北部の出身の私にとって、大変勉強になりました。

 

みなさんは「深海」という言葉を聞いたら、どんなイメージが浮かびますか?私なら必ず水族館の水槽を思い出します。

私は生まれてからの22年、ずっと内陸で暮らしていました。海に行ける機会はとても少なかったです。10年前に、沖縄へ旅行したことをきっかけに、沖縄の水族館で初めて色とりどりの深海魚を見ました。一般的な魚と異なって、深海魚は青、黄色、紫、緑など様々の色があって、本当にかわいいなあと感じました。その後、水族館に行く度、深海魚を見るのは一番楽しいことになりました。

しかし、正直に言うと、私は本当の深海に対して、あまり知らなかったです。ただ深くて黒いところだとイメージしていました。

ところが、今回の講座で、石垣さんは深海に関する基本的な知識を始めとして、深海漁のいくつの方式も教えていただきました。内陸部出身の私にとって、とても貴重な経験でした。さらに、普段水族館でなかなか見えない珍しい深海生物の映像を見せていただいて、本当に有難いです。

 

講座の最後に、石垣さんは「ガ―二―ズストーリー」というアニメを通して、環境破壊が深海生物に与える深刻な影響を示しました。気候変動や水汚染などの原因で、魚や他の海洋生物が厳しい状況に直面しているのはよく耳にしています。しかし、深海魚に至るまで影響を与えるなど、以前全然考えていませんでした。そういった悪影響が実際に発生していることが分かりました。それは私の心に衝撃を与えました。深海生物は文字通り、深海(水深200m以上の海域)に暮らしている生物です。人間の影響が、そんな深い海で暮らしている生物に影響を与えるとは、考えられませんでした。

しかし、気候変動にもたらす深海環境への影響をのみならず、人が生み出したゴミをえさと間違えて食べ、死んでしまった深海生物もいるそうです。残酷なことが確実に発生していることを知りました。
深海生物が安全な環境で安心してくらしていくために、我々は深海生物に対して関心を持つと同時に、これからの行動を真剣に考えるべきでしょう。

 

【おわりに】

前回の講座でケンタロ・オノさんから、地球温暖化の影響を受けたキリバス共和国の存亡危機をお話し頂きました。
今回、石垣さんは私たちがなかなか見ることができない深海の生き物が、環境問題で受けている影響を示されました。
自然環境を破壊し、それぞれに危害を与えた我々はこれから、見えるところだけではなく、見えないところにも意識を向けて、海の環境の保全に努力しなければなりません。

CSOラーニング生  リセイ

 

 

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