事務局日誌

ジャカルタ魚市場の強制撤去

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こんにちは!JEEFインドネシア事務所インターンの菊川です!

緑地公園建設のための強制撤去

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インドネシア事務所所長の矢田さんと首都ジャカルタに行ってきました。ジャカルタ特別州政府によってルアル・バタン村周辺で、緑地公園建設のための強制撤去が行われたと聞いたからです。 

撤去された地域は港に面しており、以前は漁民や港湾労働者など約1700世帯が暮らしていました。魚市場を中心に簡素な住宅がひしめき合うこの地域は、イスラム教のジャカルタ最古のモスクやオランダの東インド会社(VOC)の倉庫海洋博物館もあり、観光地となっていました。

そして、今年四月、ジャカルタ特別州政府はこのルアル・バタン村周辺を緑地公園にするために、住民の反対を無視し、港周辺に無許可で立てられた商店や住宅の強制撤去が行いました。ジャカルタ特別州政府は、他にも首都高速高架下に連なる違法住宅密集地など積極的に撤去を進めています。

私たちが訪れた6月、海上にせり出す違法住宅の一部はまだ残されていましたが、ほとんどががれきの山に。しかし、撤去されたがれきの上にテントや商店を建て、たくましく生きている人たちもいました。

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私たちは、声をかけてくれた漁師の男性の提案に乗り、小舟で海から港やがれきと化した魚市場をみることに。

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港で働く人々

 

 

 

 

 

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水深4~6mほどの海の上に竹で家の基礎を作り、その上にトタンなど簡素な素材で建てられている

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わずかに残る海上の家々も断食月明けには撤去されるそう。撤去に伴って、州政府は公営住宅の提供する準備を進めていますが、住居できるのはジャカルタの住民登録証を持つ住民だけ。ルアル・バタン村には漁業のため移り住んだため住民登録証を持っていない人も多く、どうすることもできず、家財道具を船に移している人やがれきの上のテントで暮らしている人もいます。

自分が生まれ育った故郷が取り壊されていくというのは本当にいたたまれないです。