バングラデシュ生物多様性教材の開発と普及プロジェクト

 本事業は、2013年1月から現在まで、トヨタ自動車株式会社の「トヨタ環境活動助成プログラム」の助成を受け、現地のパートナー団体であるバングラデシュ環境開発協会(ローカルNGO)の協力を仰ぎながら進めています。

 世界最大級のマングローブ林と貴重なベンガルトラが生息し世界遺産(自然遺産)に登録されているスンダルバンス地域では、住民の生物多様性保全に対する理解が不十分のため、違法伐採やエビ養殖場の拡大等により生態系の悪化が懸念されています。そのため、同国の82の公立小学校(3,4,5年生)や父兄(地域住民)への環境教育活動を通し、地域主体の持続可能な生物多様性保全を達成することを狙いとして、同地域の生物多様性保全に必要な学習教材、教育プログラムやコミュニティで使用する教材を開発してきました。

 本教材は、2016年12月に最終版が完成。小学3、4、5年生の各学年を対象とした読本の開発に加え、スンダルバンス国立公園の規則や利用方法を学ぶすごろくゲーム、同地域の自然や人間活動のつながりについてストーリーをつくりながら学ぶカードゲーム、父兄(地域住民)を対象として同地域の自然をテーマとした歌やストーリー等を盛り込んだ普及啓発教材(DVD)がつくられました。また、教師が本教材を容易く使用できるように手引書も作成されました。

 そして、2017年1月から2年間に渡って引き続きトヨタ環境活動助成プログラムの支援を受け、教育省のキーパーソン、国会議員や有識者による検討を行いながら政策レベルにおけるバングラデシュ全国の公式な小学校(バングラデシュ国統計2014: 小学108,537校の小学生(3,4,5年生)11,731,787人、教員482,884人)の生物多様性教育を普及させる方針を明確にし、開発された教材がバングラデシュ全国の公式な小学校(3,4,5年生)で補助教材として認可され、学校で規則的に活用できる仕組みを構築することを目指します。

 

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事業担当: 国際事業部 佐藤秀樹

バングラデシュで生物多様性保全等をテーマとした環境教育の学習教材の開発を行いたい、また、本活動にご興味・関心がございましたらご連絡下さい。