実践報告!フリースクールの生徒たちを対象に「指紋採取」
GEMSリーダーの北野葉子さんは多様なニーズを持つ児童・生徒に開かれた、「もう一つの学びの場」を提供する埼玉県・さいたま市(旧浦和市)のフリースクール彩星学舎のアシスタントです。今回はその生徒さんを対象に、指紋を分類しながらある犯罪を解決していくストーリーのプログラム「指紋採取(Fingerprinting)」に挑戦してくださいました。日本で話題のアニメや映画を上手く挿入してアレンジされています。以下、北野さんのレポートです。

日時

2003年 9月19日 13:30〜15:30 
   10分の休憩をはさんで前後55分ずつ

参加者

生徒19名 アシスタント7名 、北野 総計27名

配置

5から6人で机を囲む班編成

テキスト

指紋採集

ワークの流れ

導入 科学捜査班 新入り研修 として紹介
作業1 自分の指紋を採集する
作業2 江戸川コナンの挑戦1
 10個の指紋を自分流に分類する
休憩
作業3 江戸川コナンの挑戦2
 10個の指紋を標準分類法で分類する
作業4 自分の指紋を分類する
作業5 踊る大捜査線より湾岸署の事件簿(テーマ曲入り)
金庫についた指紋は誰の指紋か推理する
まとめ 一人一人の指紋はちがうことを実感。研修終了を告げる
補足 指紋により本人を確認する制度の説明
指紋は個人情報であり、管理に注意すること
指紋を回収し、廃棄


<成功したところ>
・ 事前にアシスタント役と打ち合わせたので、生徒にあった工夫ができた。
・ 各班ではアシスタントが、個々の生徒に応じたサポートができた。
・ 生徒に始めから期待感があり、協力的だった(ウーブレックを経験しているためか)。
・ テーマ曲や刑事役を使ってドラマ性を盛り上げたのが良い刺激になった。
・生徒一人に1本行き渡るほど虫眼鏡を用意したので、充分活用できた。

<再考すべきこと>
・ テキストの指紋がもともと鮮明でなく(わざとかと思われる)、これをコピーすると相当に見にくくなった。
・ 1時間50分で、40枚プラス自分の5指の指紋を分類するのは多すぎた。容疑者の指紋が不鮮明なこともあり、後半生徒の集中力が落ちた。
・ 10個の指紋を自分流に分類するのは、分類の手がかりがないため意外に難しい課題になった。

 今回はテキストにほぼそった形で実践しました。量が多く、印刷が不鮮明なため、生徒にとってかなり難しい課題になりましたが、全体的にはよく集中して何とかついてきました。班の中での話し合いもできました。生徒の感想は概ね、難しいが楽しかったというものです。各班にアシスタントがついて、充分な援助をしたことが大きく貢献したと思います。
 さらに、今回の実践で物語の大切さを感じました。また指紋センサーのついた携帯電話が発売されたことなど、個人情報の管理意識を持つのにタイムリーなテーマだったかなと思います。
 1月にまた彩星学舎ではGEMS講座を予定してます。そのときにまたご報告いたします。

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